大阪 梅田の繁華街に
露天神社(つゆのてんじんしゃ)
通称、お初天神があります。
現在は周りを見渡せば、どこもかしこもビル、ビル、ビル
ですが、露天神社が創建された1,000年以上前は、この辺りは曾根崎洲と言われ、海の中にある孤島でした。
かの菅原道真が政変に巻き込まれ太宰府に流される時に、露天神社により
露とちる 涙に袖は朽ちにけり
都のことを 思い出づれば
と詠んでいます。
しかし、ここ露天神社が有名になったのは間違いなく近松門左衛門の
「曽根崎心中」
でしょうね
人形浄瑠璃や文楽、歌舞伎でもご存知かと思いますが、話の概要はこうです。
内本町平野屋の手代、徳兵衛には愛し合っている、新地天満屋の遊女 お初がいました。
徳兵衛は叔父などから無理に縁談進み身動きとれなくなります、お初を心底愛していた徳兵衛は、当時鬱蒼と茂っていた露天神社で、お初の胸をつき、徳兵衛も自害して現世では結ばれることがなかった愛を向こうの世界で永遠の愛に変えました。
実際起きた事件で元禄16年、1703年に近松門左衛門が曽根崎心中として書き記します。
最近では、愛の深さ、現世では結ばれなく非業の死を遂げた2人と、曽根崎心中の概要をタイ語、英語、中国語などで記したパンフレットが露天神社境内に置かれています。
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