洋芝を大きく分類すると2種類です。
簡単に言えば夏型の「バミューダ」「ティフトン」と冬型の「西洋芝」です。
また西洋芝を細分化すると「ベントグラス」「ライグラス」「ブルーグラス」「フェスク」になります。
簡単に言えば使用用途が違うのですが、それは草丈に関係します。
ベントグラスは放っていても30~40センチ程度ですが、ライグラス、ブルーグラスは50~60センチ、フェスクに至っては1メートルにもなる種が有ります。
そういえば、冬場に綺麗なティーグラウンドはライグラス!
ブルーグラス
と言う芝の種を撒いて、冬場でも緑を保ちます。
しかしながら、ブルーグラスと同じ属性のスズメノカタビラは、ゴルフ場には厄介で業界では邪魔物として扱われます。
同じ属性でも、扱いは雲泥の差です。
そう考えるとカタビラも可哀想ですね(^^)
要らないカタビラは、この様に除草剤を撒いて枯らされます。
話は戻りますが、グリーンは通常3~5ミリで刈り込みをしますから、低さに耐えられる丈のベントグラスを使用しています。
そのベントグラスの始まりは「その1」で説明した通り牧草なのですが、短く刈っても耐えられる品種として改良されたパイオニアはペンクロスベントです。
発売以降60年経ちますが未だに根強い人気のベントグラスです。
また、近来トーナメントではグリーンの速さが求められます。
二昔前ならば「9フィート」でも速いと言われてましたが、今では「13フィート以上」を要求されます(T_T)
私が在籍していたABCゴルフ倶楽部で、マイナビ時には遅くても「14フィート」だと出さないと罰金だと脅かされました(笑)
冗談ですが・・・( ̄▽ ̄)
そんな時代に対応出来る、新たなベントグラスもどんどん出てきています。
また違う機会に更に細かくえぐれたらと思っています。
次回は芝生の更新作業をお話します。
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