先日、お世話になっている方と行かせて頂いたのが
神戸市中央区加納町4-8-15 2F
勇すし(いさみすし)
078-331-3043
※定休日、営業時間等は要確認
二人寿司でした。
飲屋街外れにある、勇すし
神戸の繁華街、座り飲んだら10万、20万の高級クラブが沢山あるエリアですからね、そのような場所では4パターンに分かれるんですよね、銀座などもそうですが、まず
1、同伴出勤、社用族メイン店
2、地元名士方々が集う店
3、チェーン店
4、鮨ブームの昨今、そこで勝負してます店
個人的に2、4に素晴らしい寿司屋、鮨屋があると長年の経験で断定させて頂きます。
何故か?
1、は寿司、鮨がメインでないでしょ?華やか、接待の補助、演出、名前が先走りますよね、まして社用族は自分の財布からのお金でなくビジネスの潤滑なる遂行に目的がある訳でしょ?真の研ぎ澄まされた、ある意味針の筵状態の舞台で職人も戦えない、磨かれないんですよ、例外はありますけど(笑)
しかし、事実です。
3、は外国人観光客や若年層メインですね
勇すしは、2ですね
神戸、芦屋、西宮などに住む名士方々が友人達とご夫婦、ご家族で通われる寿司屋です。
そのような方々は非常に厳しいですよ、全てに対して、直感力でなく違和感を感じたら寄りつかない。
歴史刻んで来られた方々の審美眼はハンパでない・・・
その様な寿司屋、勇すし
先ずはビールで
生ホタルイカをさっと湯通しして
当日お供させて頂いた方がフグを、、から淡路沖の天然物を



こりゃ日本酒にすんべ
と、ビールはチェイサー
卓上全国日本酒巡りの旅へ
弾力と噛み締めるほどの旨み

フグ白子


蕪蒸し



フグ唐揚げ
日本酒も料理に合わせて

遠江(とおとうみ)
フグの身と皮間のプルプル部位ですが、身と皮(三河)に隣接するから遠江(とおとうみ)に、、
テッサの由来、鉄砲刺身と同じですね(当たれば死ぬ)
言葉遊びですね
この粋な遊びが理解出来ない、興味ない方は、どうぞ1か3のお店へどうぞ


白甘鯛煮付け
甘辛い煮つけ出汁も旨し
骨についた身をしゃぶります


白甘鯛皮煎餅





本マグロ腹身と淡路島鮑をツマミに
鮑の薄ら桃色がかった美しき色

ガリも旨しからのニギリへ参ります


ウニ 塩で
イカ スダチと塩で

車海老
絶妙なレア加減

本マグロ赤身
噛み締めた後に鼻腔抜ける鉄の香り、最高ですね

フグ スダチと塩で

明石沖アナゴ




クリーミーペースト状の勇すしトロ鉄火

玉子ポトンと落としたシンプルでお袋の味噌汁を思い出す、温かい味


〆は名物アナ金糸
フワトロのアナゴにしっとり玉子をコーティング
寿司界のロミオ&ジュリエット


勇すし
若で三代目
愛されるには理由(わけ)があります。
その理由をイチイチ説明する事自体が野暮と言うもの
銀座の、きよ田を最高峰とする派に属するであろう、勇すし
あくまでも自然体が其処にはあります。
今宵も楽しゅうございました
