グルメ

鮨 こんどう 京都市北大路

京都という街は面白い街です
知れば知るほど
街中を歩いていても石碑を見たら、その場所で起きた200、300、400年、500年前の事件や建物の由来、歴史が記されたモノを普通に見ることが出来、観光だけ、ネットの表層の情報だけでは入っていけない何かが京都には存在します。
食事、花街、寺社仏閣etc特に、、、
しかし一方では、京セラ、島津製作所、オムロン、堀場制作、ニチコン、任天堂、日本電産、村田製作所、GSユアサ、SCREENといった日本の技術、世界の先端で戦っている大企業が京都に沢山あるのも面白いですよね
保守的かと言われたら、日本で未だ共産党の地盤強い土地でもありますし、正直掴みどころが無いのも事実です(笑)
新旧併在する京都
先日お伺いさせて頂きましたのは、京都でも祇園でなく、上の方にある

鮨 こんどう
603-8133
京都府京都市北区出雲路松ノ下町16-21
※完全予約制、先日お邪魔した時は既に今年の予約は一杯でした。
営業時間等も要確認、要電話

に、お邪魔させて頂きました。

四条から地下鉄へ乗り北大路駅を目指します
北大路付近は静かな御屋敷町

蕎麦屋軒先にも哲学書などの古本が販売されています

鴨川公園辺りから見る景色は美しいんですよ
当日は、店に行くまで暫し散歩し、目の前まで来ている春に騒つく、森の、山の木々、植物達の高揚感を感じることが出来ました✨
暫く散策して着きました

大正時代に建てられた日本家屋自身が鮨 こんどう

店は1日6席貸切のみ
素晴らしい庭も愛でながら部屋に向かいます

これぞ本当のプライベート空間ですよね
この時この瞬間は完全に私達のモノであったわけです


日清都カントリークラブ

シャブリで先ずは
明石の鯛 塩とワサビで

ムルソーとシャブリの違いですね

マグロ血合横の柔らかな腹身部分を

チェイサーにビール🍻
生鳥貝美味也

親方が何やら真剣な眼差しでコンロ相手に
出汁の良い香りがして参ります

生きている飯蛸の頭部分を絶妙な火の入れ加減で✨
噛み締めるほどに食感旨味甘味の七変化

飯蛸足部分も焼いてくれます

ニギリへ参ります

北陸より白海老
スダチと塩で
1日も早い北陸、能登地方方々の平穏なる日々を思い、祈りながら食させて頂きました

瀬戸内より鯵

マグロ腹身

瀬戸内のトラフグ

鰯の骨を抜き焼き、刃入れされておられます
もはや飲み物

ウニ
左の京丹後間人(たいざ)の滋味溢れるウニの香りと味にノックアウトされました🥊

ホタルイカ
ナマコ
かずのこ
全て一仕事二仕事されております
茶ぶりされてますね、ナマコは

食した後の美しさも大事ですよね
単に素材良いモノを提供します。それは単なる田舎料理ですね、公家や豪商、武家、寺社仏閣のやんごとなき方々が何百年も紡いで、今なお其の価値観を大事にされている方々が多くいらっしゃる京都では、一つの雑さが全てをダメにしてしまいます。
人に感動や笑みをお渡しさせて頂く仕事に携わる人間の基本となる電波塔ですね

車海老

平貝磯部焼き

先程から日本酒に変えましたが、非常によく合います

ヤリイカ スダチと塩で

煮ハマ

コハダ

サヨリ

蒸しアナ
トゥルントゥルンフワフワ🎶
もはや飲み物です

ひめ胡瓜巻物
普通の胡瓜ですと断面がシャリ面に接してしまいますでしょ?
水分や青臭さ、皮目とのアンバランスさが生まれてしまう訳ですよ
しかし小さな、ひめ胡瓜を一本丸々巻く事により韻を踏んだ旋律が口中で奏でられるんですよね

胃袋にストンと落ち、〆は?

マグロ腹身巻いて
鮨 こんどう
仕事は保守本流ですが、「間」を大事にする様式美のみに縛られている、鬱屈さは微塵も感じさせません
かといって、即行で譜を奏でる神戸や明石にある寿司屋とも対極にある様に思われます。
きっと、それがこれが吉兆などと同じく京都の自然体なんだろうな?と、帰りの電車中でウトウトしながら考えたりもしました。
物事にはストンと収まる場所があります。
類は友を呼ぶと申しますが、物事も人も同じ
京の都はやはり深うございました✨そして、今宵も楽しゅうございました✨
264店目

そして翌朝は太巻
美味しゅうございました


ecc
ABOUT ME
鮨吉寿司太郎
鮨、寿司、SUSHI、色々ありますが職人さんと客がカウンター越しに目で楽しみ、舌で楽しみ、耳で楽しむことが出来るのが鮨、寿司? アナタの事を思いニギッていますよ face to face eye to eye コレこそが鮨、寿司の醍醐味だと思います。 私の趣味は日本全国、鮨の食べ歩きです? 行った鮨屋は2017.6/10現在、通算129店・・・ 高校3年の春、オヤジに初めて連れて行ってもらった、大阪の亀寿司 仕事帰りのサラリーマンが1日の疲れと明日への英気を養いながらカウンターで鮨を摘んでいました。 アレから約30年、今日も新たな鮨、寿司に出会うため そう、アナタの街の 横丁にある鮨屋 自分だけの鮨屋 自分だけの空間 そう、色んな鮨があっていい 今日も、そんな鮨屋を探しながら・・・