ツアー

明治安田レディスヨコハマタイヤゴルフ

今週の女子ツアーは明治安田レディスヨコハマタイヤゴルフです。コースは例年と変わらず、土佐カントリークラブ。今回も何ホールか覗いてみましょう。

No.12 372ヤード PAR4

右前方に見える海に向かって打ち下ろすPAR4。おそらくこのコースで1番高い場所になるのが、このティーイングエリアです。
まずティーショットですが、距離が長くないので確実にフェアウェイを捕らえ、2打目を打ちたいところ。ただ右に見えるバンカーに入れてしまうと、ヤシの木が邪魔でグリーンを狙うことが難しくなります。かと言って左サイドはOBがあり、飛ばし過ぎると狭くなるので注意が必要です。このようなロケーションなので、選手の中にはフェアウェイウッドで刻むこともあります。
短いホールですのでフェアウェイからピンを狙えればバーディーチャンス。ティーショットを是が非でもフェアウェイを捕らえたいホールです。


日清都カントリークラブ

No.13 365ヤード PAR4

12番ホールで打ち下ろし、折り返して打ち上げるこのホール。風向きで難易度がかなり変わります。
海からの風のフォローであれば2打目地点の傾斜の段の上まで行けるので、打ち上げの距離感だけ気にすれば良いでしょう。ですがアゲンストの風が吹くとそうはいかなくなります。というのもグリーンエッジまで125ヤード付近で段になっており、その上へ行かないと転がり落ちて来ることがあります。特にアゲンストの風だと傾斜と同じ方向になるのでかなり戻されることもあるでしょう。そうならないように飛距離の出ない選手の中には右ラフでも構わないとそちらを狙う人もいるかもしれません。
2打目は距離感が大事。打ち上げと風の読み、さらにライにもよるのでピッタリ寄せるのも難しいでしょう。ある程度、距離が合わないことを許しながらのショットでアゲンストのときは乗り切りたいですね!

No.14 163ヤード PAR3

15ヤードほどの打ち下ろしのPAR3。
風が無ければ手前のピンのときはバーディーが多く出るホールです。ただ右奥のピンや強風が吹いたときは難しくなります。打ち下ろしのホールですから風の影響を受けます。特に風が強いときは大きく影響を受けますので、ショットの精度とともに風の読みも大事になるでしょう。
少しのミスで大トラブルにもなるホール。リズムよく通過して残りのホールに備えたいですね!

昨年の暖かさとは違い今年のこの1週間は気温が低い予報。さらに風も強いということでスコアはどこまで伸びるのでしょうか⁉︎
距離は短いコースですが、風の読みがツアーで1番難しいこのコースを制するのはいったい誰なのでしょうか?

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。