ツアー

三井住友VISA太平洋マスターズ

今週のツアーは男子が三井住友VISA太平洋マスターズ、女子が伊藤園レディスです。今週も男子ツアーに来ていますので、会場の太平洋クラブ御殿場コースを見ていきましょう。

No.1 465ヤード PAR4

打ち下ろしの左ドッグレッグのPAR4。
まずティーショットですが、使用クラブによって狙い所が変わってきます。フェアウェイウッドなら右に見える2つのバンカー方向、1Wを使うのであれば左バンカー上を狙うことになりそうです。ただ左バンカー越えを狙う場合は、左にある池も注意しないといけないでしょう。
2打目は左足下りのライからのショットになる可能性が高いです。そのため当たりが悪かったり、思ったより飛距離が出たり、出なかったりすることがあります。飛ばなかった場合、グリーン手前の傾斜で大きく戻されることがあるので注意したいところです。
スタートホールですからスコアを落とさず無難に出ていきたいですね!


日清都カントリークラブ

No.4 220(158)ヤード PAR3

グリーン手前に池がある打ち下ろしのPAR3。
後方のティーイングエリアを使用したときは、手前の池だけは避けないといけません。とはいえ、奥からのアプローチが易しいかと言われてもそうでもありません。とりあえずティーショットでグリーンを捕られれば良いかもしれません。そのためには風の読みが大事。特に1番初めに打つオナーは、全体の風や感じる風も加味しながら上手く対応したいところ。2番目以降に打つ選手は、前の選手のクラブや打球の行方を参考に良いショットを打っていきたいです。

No.6 510(490)ヤード PAR4

一般営業ではPAR5として使用されている打ち下ろしのPAR4。
今年は少しだけ変更されたところがあります。
それはこちら

ティーイングエリアが左に若干広がったこと。
右ドッグレッグのため、右の林ギリギリに打たないといけなかったドローヒッターにしたら有り難いところかもしれません。
ということでティーショットの狙い目は、右バンカー上。風向きによっては林ギリギリを狙っていくことになるかもしれません。

2打目はグリーン手前にある池越えのショットが要求されます。200ヤード前後の池越え、左足下りのショットになることが多いため、かなり難しいショットになります。場合によっては刻んで3打目勝負ということも考えられます。しかしここにいる選手たちだと、フェアウェイにあればグリーンを狙わないといけないでしょう。ラフにあれば刻むという選択肢が早くできそうですが…。
多くのバーディーは望めませんが、選手の技術、ジャッジ、そして勇気が試されるホールですね。

指定練習日の火曜日が荒天だったため、月曜日にラウンドした選手以外多くの選手が練習ラウンドができませんでした。何年も出続けている選手はまだ対応できるでしょうが、初めて出場する選手にとったら富士山の麓のグリーンの攻略や各番手の飛距離の計算が難しいところです。予選ラウンドでどう対応していくのか気になるところです。
今シーズンも残り少しとなりました。男子ツアーは最終戦の日本シリーズやシード争いの選手にとってはこれからが正念場。ここからさらに熱い戦いが始まりそうです!

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。