ツアー

ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ

今週の女子ツアーは新規トーナメントのミネベアミツミレディス北海道新聞カップです。開催コースは真駒内カントリークラブ空沼コース。どのような感じなのでしょうか?今週もいつものようにコースを覗いてみましょう!

No.15 410ヤード PAR4

ティーショットは打ち下ろし、2打目が打ち上げのPAR4。
まずティーショットですが、フェアウェイの傾斜が左のほうへ行っていますので、パッと見た感じより右のほうが良いでしょう。
2打目は打ち上げの距離感が大事になってきます。数年前の台風でグリーンが改修されたため、他のホールとグリーン形状が違います。それまでのホールは手前から攻めていけば良いグリーンのところが多いのですが、このホールはピン位置によって手前からより奥からのほうが良いところがあります。
ピン位置をしっかり把握して攻略していきたいホールですね。

No.17 187ヤード PAR3

距離が長め、打ち下ろしのPAR3。
まず大事になるのが風の読み。風を考えなくても距離があるので多くの選手は、ピンにピッタリについたらラッキーぐらいに思っているでしょう。なのである程度のミスは受け入れながらのティーショットになるハズです。そうなると最初に述べた風の読みをどうするかというところになります。
ティーイングエリアは周りに囲まれ風を感じづらい場所です。普通は前ホールまでの風の流れで決めることが多いですが、このホールはグリーンの先の木々の揺れ方をショットを打つ前ギリギリまで見ながら判断したほうが良いかもしれません。
フォローの風が吹くことが多そうですが、もしアゲンストの風が吹いたらかなり長いクラブを持つことになります。優勝争いでは勝負の行方を左右する一打になるかもしれませんね!

No.18 425ヤード PAR4

打ち上げのやや右ドッグレッグのPAR4。
まずティーショットは右のバンカーは避け、フェアウェイなら最高、左ラフでも良いと思いながら打っていきたいところです。というのも右バンカーに入ってしまうとグリーンまで運ぶことは難しくなってしまいます。
2打目はできる限り手前から攻めていきたいでしょう。距離も残り、しかも打ち上げ、クラブは必然的に長いクラブになります。そうなると止まりづらく、ランが出ます。そのため奥に行ってしまう可能性が高いです。こちらのグリーンも奥からの傾斜が強いのでそのあたりを注意しながら打っていきたいですね。
400ヤード越えにも関わらずずっと打ち上げ、さらにフェアウェイが狭いとツアーでも屈指の最終ホールになるかもしれません。

1stラウンドは雨と強風という難しいコンディション。しかもフェアウェイの幅がかなり狭く、フェアウェイをキープするのが難しいセッティングになっています。
また半分以上のグリーンは縦幅30ヤードも満たない大きさであるため、ショットの正確性が求められます。
しかしそれだけ小さいということは、乗らないことも考えるとアプローチが上手い選手は、乗らなくても耐えながらプレーしていたかもしれません。
結局のところ、ショットもアプローチもパッティングもどれも機能しないと厳しい戦いになってしまうでしょう。

今週はどんな選手が出てくるのか⁉︎
今季好調の選手の多くが全米女子オープンに出場している間に新たな選手が出てくるかもしれませんね!

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。