ツアー

私をゴルフにスキーに連れてって

 

とうとう女子ゴルフツアーが始まる。

私のスキーシーズンも終わりを告げ、冬の間お世話になった「一茶のこみち 美湯の宿」さんや、世界にもっとも近づいた男と呼ばれた、私のスキーバイブルでもある「私をスキーに連れてって」にも登場する海和俊宏さんのスキースクールにもご挨拶して山を降りる。

海和さんとお話ししていると、なにやらピコピコやりだす。

最近やっと普及し始めたヘルメット。
その後頭部部分にグレーのバーみたいなのを付けている。
どうやらアンテナの役目もし、これがヘルメットを振動させ、声が聞こえるらしい。
私も試さしてもらったが、イヤホンを付けてる煩わしさが全くない。

まさしく「私をスキーに連れてって」のシーバーが進化したものだ!

知り合いの方がSONYと共同開発したらしい。

あくまでもサロットとの共同開発ではないのが、少し残念だ。

(サロットとは、その映画に出てきた世界初トータルコーディネイトブランドの略称)

もう一つ、レッスンにも向いているタイプで、腕にはめて子機を生徒に持たせる無線もある。

今まで大声でレッスンしていた私の苦労を一気に解消してくれるようなアイテムだ!

キャディも将来はドローンを飛ばしピンポジションをチェックし、無線で選手にアドバイスをできる時代にならないかな?と考える。

キャディバックは一部のコースで導入されているセグウェイで選手が運び、私達はクラブハウスでお茶しながら観戦をしている。
夢のような話だ。

一つクリアしなければならないのは、ドローンの飛んでいる音。
小鳥のさえずる音にでもなれば良いのだが…。

スキーもゴルフも少しずつではあるが進化しているが、私の心の中は止まったまま。

そんな私の心を読んでか、高校時代の友人の荒◯君、今どき夜行バスに乗って、私のいるスキー場にわざわざ持ってきた品物が、
今はどこ行っても見れないだろうと思われる「私をスキーに連れてって」のレーザーディスクとテレホンカード

そんなステキな贈り物に、私もちゃっかり海和さん本人にサインをもらってみました。

きっと今では、世界初レアグッツにサイン入り!

話題を呼ぶのは間違いない。

そんな私の友人は、この世の中を携帯持たず、娘に連絡する時は公衆電話からテレカでかけている。

そいつ曰く、

「公衆電話を探すのって大変なんだぞ!」

と、私に嘆く…

あのハラハラドキドキする良き時代が懐かしい

「私をゴルフにスキーに連れてって」

♪♪♪♪…

 

 

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ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。