ツアー

フォーティネット プレーヤーズカップ 振り返り

先週は新規トーナメント、フォーティネット プレーヤーズカップが開催されました。
成田ヒルズカントリークラブでの初開催、どんな戦いになったのか振り返ってみましょう。

初日

朝からそこそこ強い風が吹いていました。
池が多い成田ヒルズでは、風の読みを誤ると一気に大叩きにつながるコース。
しかも初日からホールロケーションが厳しく、簡単な1日ではありませんでした。

それでも、アンダーでラウンドした選手は1アンダー24位タイの35名。
思っていたより多くの選手がスコアをまとめてきました。
一方で下位にはスコアを崩した選手も多く、やはり油断ならないセッティング。
出場人数が減っても全体の1/3以上がアンダーパーというのは、
男子ツアー全体のレベルアップを感じさせますね。

2日目

この日は天気予報で「午後から雨、しかも夕方は強くなる」と出ていたため、前日の夕方にスタート時間が30分繰り上げに変更されました。

午前中は風も弱く、プレーしやすいコンディション。
しかし予報どおり昼過ぎから雨が降り始め、後ろの数組は強い雨に見舞われ、数ホールは厳しいプレーを強いられたでしょう。

それでもカットラインは2オーバーの57位タイ(63名)。
タフなコンディションでも多くの選手が耐えてみせました。


日清都カントリークラブ

3日目

前夜から未明にかけての雨の影響で、グリーンはやや柔らかめ。
ただし風が強く、しかも前日までとは違う方角からという難しい状況でした。

そんな中、この日からプリファードライが適用され、
多くの選手がスコアを伸ばす展開に。
バーディー合戦の様相を呈してきました。

この日、9アンダーのビッグスコアを叩き出したのが佐藤太平プロ。
通算16アンダーとして、2位に3打差の単独首位に立ちました。

最終日

最終日はこの週でもっとも風が弱く、穏やかな天候。
池越えの17番PAR3もティーが前方に出て、比較的プレーしやすい設定でした。

そんな中で、佐藤太平プロがさらに4つスコアを伸ばし、通算20アンダーで初優勝!
見事なプレーでした。

池が多く、ショット精度が問われる成田ヒルズですが、
風が弱かった分、選手たちの実力がそのままスコアに反映された印象。
調子の良い選手にはスコアが出る一方、ショットが安定しない選手には厳しい展開となりました。

終盤戦に差し掛かる男子ツアー、
賞金王争い・シード争いともにいよいよ佳境。
最後まで目が離せないシーズンになりそうです。

 

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010〜11年は丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2025年は阿久津未来也プロ、山城奈々プロなどを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。