今週の男子ツアーは「ロピア フジサンケイクラシック」。
舞台は毎年タフな戦いとなる富士桜カントリー倶楽部。直近の大会ではバーディー合戦が続いていましたが、今週は一転してボギーをいかに減らせるかが勝負のカギとなりそうです。今回は改造があったホールを中心に見ていきましょう。
No.2 490ヤード PAR4


ほぼストレートの打ち下ろしのホール。今年からグリーン右手前に池が新設され、難易度がさらに上がりました。
ティーショットの狙い目はフェアウェイセンターから右寄り。
富士桜は左右でラフの芝質が異なるホールが多く、このホールは左は洋芝で林がスタイミーとなり狙いづらい。右は野芝や高麗芝で、つま先下がりのライから池が気になるレイアウト。
数年前にグリーンが改造されたばかりのこのホールに、さらに池が追加されたことで「攻めづらく、守りづらい」タフなパー4となりました。
ティーショットをミスした場合は無理せず刻み、3オン2パットのボギーで十分かもしれません。ダブルボギー以上を避ける選択が、結果的に好スコアにつながるかもしれません。
No.18 440ヤード PAR4


最終ホールもグリーン周りに池が絡むホール。
ティーショットはフェアウェイウッドで刻む選手も多く、フェアウェイキープが必須。左の木々にかかればグリーンは狙えず、右ラフは洋芝が長く、ライによってはセカンドでグリーンを狙うのが難しくなります。
ここも無理をすると大叩きにつながるホール。
打てるところまで出して3打目勝負、5m以内のパーパットを残せれば御の字。ボギーで収まれば、流れを大きく崩さずに次に向かえるでしょう。
ここ数試合はスコアの伸ばし合いが目立ちましたが、富士桜は様相が異なります。
「どれだけボギーやダブルボギーを減らせるか」という我慢比べが鍵。
加えて天候も不安定な予報が出ており、プレー環境はさらに厳しくなるでしょう。
今年も難しい富士桜。選手たちのマネジメント力と精神力が試される1週間となりそうです。
