ツアー

リシャール・ミル チャリティトーナメント 振り返り

1ヶ月ぶりの男子ツアーは猛暑の中のバーディー合戦に

国内男子ツアーは約1ヶ月の中断を経て再開。
石川県の能登カントリークラブで開催されました。
大会本戦前にはチャリティ形式のペアマッチも行われ、本戦も含め1週間猛暑の中のバーディー合戦となりました。

それでは、いつものように4日間を振り返ってみましょう。

初日

風は多少あったものの、プレーに大きな影響を与えるほどではなく、むしろ心地よさを感じる程度。
暑さ対策の面でも、多少の風が助けになったかもしれません。

とはいえアンダーパーは99人と全体的にスコアは伸び、2アンダーでも66位という大混戦。
この時点でカットラインは5アンダー前後になると予想されました。

2日目

引き続き風は穏やかで、どこまでスコアを伸ばせるかが勝負の分かれ目。
初日イーブンパー前後で出遅れた選手にとっては、ここでのビッグスコアが求められ、まさに試練の2日目になりました。

結果、カットラインは予想通りの5アンダー。
トップは15アンダーと、初日から予想通りの2日間となりました。


日清都カントリークラブ

3日目

この日も変わらず伸ばし合いの展開。
中でも目を引いたのは蝉川泰果プロ。
なんとこの日だけで3イーグルを奪い、9アンダーのベストスコアを記録し、一気にリーダーボードを駆け上がりました。

3日間を通して、1日のベストスコアは8〜9アンダー。
ここまでで14アンダー以上に達している上位約10人が、優勝争いに残った形となりました。

最終日

最終日も変わらず厳しい暑さ。
予選トップが15アンダーということで、スコアの傾向からすると、1.5倍の22〜23アンダーが優勝ラインと予想。
最近では2倍近くいくこともありますが、暑さで集中力が欠けることを考えると24〜25アンダーまでかと考えてしまっていました。
過酷なコンディションの中では「この数字をターゲットにして、届かなくても悔いなし」というメンタルで臨むことも重要だったのではないでしょうか⁉︎

そんな中、池村寛世プロが後半4ホールで5アンダーという圧巻の追い上げ。
トータル24アンダーで逆転優勝🏆!
しかも4日間でボギーはわずか2つという見事な安定感でした。

スコアが出るセッティングだったとはいえ、「落とさないゴルフ」こそが勝利への鍵だったかもしれませんね!

また1週休みが入り、次週から再開。引き続き暑さとの戦いが続きます。
選手たちの体調管理と戦略に注目しながら、今後の男子ツアーにも注目です❗️

 

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010〜11年は丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2025年は阿久津未来也プロ、山城奈々プロなどを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。