ツアー

リシャール・ミル チャリティトーナメント

今週は男子ツアーのリシャール・ミル チャリティトーナメント。
舞台となるのは、石川県にある能登カントリークラブ。選手たちは真夏の能登で熱い戦いを繰り広げます。
今回も終盤のホールを見ていきましょう。

No.16  441ヤード  PAR4

左ドッグレッグのPAR4。
やや打ち下ろしではありますが、ティーイングエリアから2打目の落下地点が見えません。2nd地点の手前が盛り上がっているためです。
そのためフェアウェイの幅や傾斜をイメージしづらいでしょう。風向きも含めてどうイメージして打っていけるかがポイントとなりそうです。

2打目もやや打ち下ろします。
能登カントリークラブのグリーンは全体的に小さめで、今週は柔らかく仕上がっています。
ラフからでもグリーンは止まりますので、フライヤーの計算が上手くできればバーディーチャンスにもなりそうです。ただ距離感のズレには注意が必要。このホールのグリーン周りはティフトン芝のある場所が他のホールより多め。他アプローチの難易度が高くなるでしょう。
そのためグリーンが小さいですが、しっかりグリーンを捉えていきたいホールです。


日清都カントリークラブ

最終ホールは、緩やかな左ドッグレッグのPAR5。スコアが動くホールです。

ティーショットはフェアウェイ右サイド、見えているバンカーのやや左が狙い目。
上手く運べれば、2オンも狙えるロケーションです。

ただし、左に行きすぎると林の木がショットの邪魔をするため注意が必要。
2打目では、グリーン付近にあるバンカーだけが気になるところ。残り距離や木の枝の影響によってはレイアップの判断も必要になりますが、それ以外にハザードはないので、得意距離の3打目を打てるように計算して刻むことが大事になるでしょう。

今週の能登カントリークラブは、
 • グリーンが止まりやすい
 • 短めのクラブで狙えるホールが多い

という条件がそろっており、スコアが出やすいセッティングになっています。
特にPAR4は全体的に距離が短め。ウェッジで2打目が打てるホールが多く、PAR3や少し長めのPAR4でボギーなどのミスをどれだけ減らせるかが上位進出へのカギになります。

そして今週も…最大の敵は“暑さ”かもしれません。
体力と集中力の勝負になる1週間、選手たちのバーディー合戦に注目です!

 

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010〜11年は丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2025年は阿久津未来也プロ、山城奈々プロなどを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。