先週開催されたアクサレディス in 宮崎。
会場となったUMKカントリークラブは、この時期は桜が美しい戦略性に富んだコースとしても知られています。
今回も印象的だったポイントを振り返ってみましょう。
またも“仕上がり過ぎた”グリーン、でも…?
Vポイント×SMBCレディスと同様に、アクサレディスでも練習日の段階でグリーンの仕上がりが非常に良かったのが印象的でした。
スピード、硬さともに「仕上がりすぎている」と感じるほど。
しかし、木曜日のプロアマ戦では雨が降り中止。その影響でグリーンが柔らかくなったことで、選手にとってはややプレーしやすくなった印象でした。
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金曜日は一転して厳しいコンディションに
1stラウンドが行われた金曜日は強風が吹き、気温も火・水曜日の暖かさから一転して肌寒い一日に。
土日も徐々に気温が下がり、週を通して20℃以上もの寒暖差がありました。
プレー内容だけでなく、体調管理やメンタルの切り替えも勝負の分かれ目になったのではないでしょうか。
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初優勝を飾った工藤遥加プロ、見せた“変化”
そんな難しいコンディションの中、見事にツアー初優勝を掴んだのが工藤遥加プロ。
これまでの彼女は、初日に好スタートを切っても後半でスコアを落とすパターンが多かった印象があります。
しかし、今大会は緊張度合いが増す最終日にノーボギーのラウンド。
特にUMKカントリークラブの終盤は、ボギーが出やすいホールが連続するレイアウト。
そんな中でも冷静に、そして力強くプレーを続けた姿は、これまでの彼女とは“何かが違った”と感じさせるものでした。
実は、私も初日に同組でプレーを見させていただきました。
スコアは良かったものの、実はまだ「もっと伸ばせる余地」もある内容でした。
その“隙”を彼女がどう修正したのか…
そこが今回の優勝に繋がった一番のポイントだったのかもしれません。
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混戦の予選通過争い、その背景は?
今回、個人的に気になったのが予選2日間のスコア状況です。
トップが6アンダーに対して、カットラインが1オーバー。
つまりわずか7打差の中に57人が入るという大混戦でした。
これを全体の層が厚く「レベルが高い」と捉えるのか?
私個人としては、“トップとカットラインの差が10打差前後”が通常の試合の一つの目安だと思っています。
そう考えると、予選通過の段階でトップが9アンダー前後になるのが自然なのかと。
それと比べると、今大会はややレベルが落ちていた可能性もあるのかなと感じました。
とはいえ、これは決して批判ではありません。
その週、その条件で勝った選手が一番強かったのは間違いありませんし、今回の優勝が工藤プロのこれからの飛躍のきっかけになることを願うばかりです。
優勝は実力があるだけではできません。“運”も非常に重要な要素ですから。今大会は全てが工藤プロに味方したのではと思います。
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シーズンはまだ始まったばかり!注目は若手だけじゃない
工藤プロはこれからは出場できる試合が明確になり、今後の計画が立てやすくなりましたね!
その他の選手もこれを刺激に頑張る、また頑張れる選手も多くなったのではないでしょうか?
そして、今年の国内女子ツアーは間違いなく“混戦”のシーズンになるでしょう。
若手の活躍が目立つ一方で、ベテラン選手たちの底力にも注目したいところです。
誰がその混戦を抜け出すのか?
次戦以降の戦いにも、ますます目が離せません。
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※この記事は私自身のキャディー経験とフィールドで見たことを元にまとめています。
今後も選手たちの変化や、気づきを皆さんと共有していきたいと思っています。
