ツアー

ダンロップフェニックス

今週のツアーは男子ツアーがダンロップフェニックス、女子ツアーが大王製紙エリエールレディスです。今週も男子ツアーに来ていますので、フェニックスカントリークラブを見ていきましょう。

No.7  521ヤード  PAR5

ティーショットでは左右のバンカーが待ち構えている距離が短いストレートのPAR5。
フェアウェイを捕らえれば、2オンを狙いたいホール。左ラフでもライが悪くなければ距離もないのでグリーン近くに運ぶことは可能です。ここで気にしないといけないことは、ピン位置とグリーンの傾斜。縦幅が20ヤードほどとあまりない横長のグリーンなので、2オンする確率は低いでしょう。
なので、
“どこからなら寄せやすいのか、どこがダメなのか”
をしっかり把握してショットすることがいつも以上に大事になってきます。
特にグリーンセンターあたりからは右から左に強い傾斜になっているので注意したいところです。

2打目がバンカーからの場合は、エッジまで80〜100ヤードあたりに刻むことになるでしょう。ここに出ている選手であれば、3打目勝負になってもバーディーの確率も低くはなさそうです。
フロント9のチャンスホールの1つ。ここで流れを作ることも、切らすことにもなるホール。このホールの出来が成績に結果として現れることになりそうです。

No.8  387ヤード  PAR4

距離が短い右ドッグレッグのPAR4。
多くの選手がショートウッド、ユーティリティー、ロングアイアンなどで見えてるバンカー手前に刻むでしょう。そこにしっかり刻めればショートアイアンでピンを狙うことは可能です。
選手の中には1Wでバンカーの右、右の林の上を狙っていく人もいるでしょう。成功すればウェッジでピンを狙えます。ただ左右の林に入ってしまうと大トラブルの危険もあります。
こちらのホールもバーディーが欲しいチャンスホール。ティーショットで攻めるのか、2打目で攻めるのか⁉︎冷静に判断して攻めていきたいホールです。


日清都カントリークラブ

No.15  465ヤード PAR4

フェアウェイが左から右に傾斜しているストレートのPAR4。
今年はフェアウェイにあった大きな木がなくなり、飛距離が出ない選手にとっては無くなってホッとしていると思います。ただ昨年まではその木がティーショットの良いターゲットだったので、そのほうが打ちやすかったでしょう。無くなったことによって、ぼんやりしてしまうかもしれません。ターゲットをしっかり決めて打ちたいです。
次に2打目。2段グリーンをどう攻めるのか⁉︎緩い2段グリーン、全体的に左から右へ傾斜しています。距離があっても左右からのパッティングの難易度は違うので、こちらも2打目からどう寄せるかをしっかり考えて打っていきたいですね。

今年のツアーも残りもあとわずか。最後まで諦めず戦い抜いて欲しいですね!

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。