今週のツアーは男子が日本で行われるPGAツアー ZOZOチャンピオンシップ、女子が樋口久子 三菱電機レディスです。今週も女子ツアーに来ていますので、開催コースの武蔵丘ゴルフコースのフロントナインを少しだけ見ていきましょう。
No.1 483ヤード PAR5
右ドッグレッグのPAR5。
ティーショットは安全に左を狙うのか、それとも2オン狙いで右の斜面の裾を狙うのか、ということになるでしょう。右ラフに入ってしまっても、グリーンエッジまで100ヤード付近へ運ぶことはそう難しくはありません。なので積極的に狙っていったほうが良さそうです。
武蔵丘のグリーンは砲台で傾斜が強いというのが特徴です。このホールも奥から手前の傾斜が強いですが、グリーン周りが他のホールの砲台の度合いより弱いので、グリーン近くまで運び、アプローチで勝負するのが1番良いかもしれません。
ただ2打目がラフからだったり、距離が残ってしまったりしてしまうと3打目勝負ということになってしまいます。このあたりからだと打ち上げになり、見えない傾斜の強いグリーンに打っていかなければなりません。イメージを大切にして距離感を合わせたいところです。
難しい10番ホールと違って易しいスタートホール。バーディーを取って流れ良く行きたいですね!
No.3 395(388)ヤード PAR4
ティーショットで打ち下ろし、2打目がやや打ち上げのホール。
まずティーショットはサブグリーン狙い。フェアウェイ右側のラフは見えているので、ミスショットはこちらに行くことが多いでしょう。見えていない左サイドは意外と広く、よほど曲げない限りグリーンを狙うことは可能です。
2打目はやや打ち上げ、2段グリーンに向かって打っていきます。フェアウェイ真ん中から左サイドは比較的平らなところが多いので、まだ打ちやすいですが、フェアウェイの右サイドや右ラフは傾斜地からのショットになるので厳しいショットとなります。
グリーンの傾斜も強いところが多く、しかも2段。2打目の左右の精度とともに縦の距離感が大事になってくるこの3番ホール。距離はありませんが、油断すると簡単にボギーになるので、この後も続く難易度が高いホールの前にしっかりパーを拾い、良い流れで進みたいホールです。
No.5 410ヤード PAR4
今大会で1番長いPAR4。
この時季はアゲンストの風が吹くことが多いです。ですから2打目の距離がそれなりに残ります。
グリーンの傾斜は真ん中あたりまでは受けていますが、真ん中あたりは少し奥に下っていて、止まりづらくなります。なので奥にピンがあるときは、手前からのランの計算もイメージしながら打っていかなければなりません。
長いホールでアゲンストの風、更に奥に下っているとなると簡単にパーは取れません。大トラブルにならないよう2打目のクラブ選択に気をつけて、この前半のポイントとなる大事なホールを消化したいですね!
砲台で傾斜の強いグリーンの武蔵丘ゴルフコース。パッティングやアプローチの技術も大事ですが、狙ったところに打てるショット力が今週の1番のポイントとなりそうです。
そしてパッティングではどこを向いて打つのか分からないほどの傾斜も感じてもらえると面白いかもしれません。