ツアー

パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ

今週のツアーは男子がパナソニックオープン、女子ツアーがミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンです。
今週はパナソニックオープンのほうに来ていますので、開催コースの有馬ロイヤルゴルフクラブをいつも通り覗いてみましょう。

No.16  481(464)ヤード  PAR4

打ち上げの左ドッグレッグの距離があるPAR4。
ティーショットのターゲットは右サイドの1番先のバンカー狙いになるでしょう。飛距離が出る選手だと左バンカー上を狙っていくことになりそうです。
2打目はグリーンセンター狙いで良いのではないでしょうか。2段グリーンでピンのある面と同じ面に乗れば最高です。ただ段になっている傾斜がそこまで強くないので、無理に同じ面を狙わなくても良いように感じます。
今週はほとんどの場所のラフが長く、入れてしまうとグリーンへ届かすことはおろか出すことも大変です。当然ですが、まずはティーショットでグリーンまで届かすことが可能なフェアウェイキープが大事になります。
今週のコースで1,2を争う難易度が高いホール。優勝争いではこのホールでスコアを落としてしまわないよう攻略したいホールです。


日清都カントリークラブ

No.17  148ヤード  PAR3

距離のないPAR3。前のホールの16番ホールがボギーを打たないようしたいホールに対して、コチラはバーディーが欲しいホールになってきます。これだけ短いとカップの位置も厳しいところになるかと思いますが、ピンを狙って攻めてくる選手が多くなるでしょう。むしろ狙っていけないと上位争いには加われないということになりそうです。
短いクラブを持つことになるので、アゲンストの風が吹いたときが難しくなります。攻め方の細かい説明をするより、ピンを狙っていく強い気持ちがこのホールの勝負の分かれ目かもしれません。

No.18  448ヤード  PAR4

ティーイングエリアからグリーンまで、かなり打ち上げているPAR4。
フォローの風のティーショットでは多くの選手が左バンカーを気にせず打っていくことができそうですが、アゲンストの風が吹くとフェアウェイがかなり狭く感じることになるでしょう。
2打目はかなりの打ち上げ。距離感が大事になります。コチラも16番ホール同様、センター狙いでいきたいところ。2打目地点からではボールの状況が分かりません。ギャラリーの方々の反応でグリーンに乗ったかどうかを判断しています。グリーンに乗ったら距離があっても大きい拍手が欲しいて思ってしまうホールです。

今大会はフェアウェイが広く、フェアウェイからグリーンを狙えればスコアが出るセッティング。しかしラフに入ってしまうとグリーン周りも含めて

このような感じで厳しいショットになりそうです。
いつも以上に今週はフェアウェイキープが大事になる1週間になるでしょう。

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。