ツアー

SONY日本女子プロゴルフ選手権

今週のツアーは男子がアジア、韓国との3団体の共催Shinhan Donghae Open、女子ツアーがメジャーのSONY日本女子プロゴルフ選手権です。
今週は女子ツアーに来ていますので、開催コースのかねひで喜瀬カントリークラブを見ていきましょう。

No.13  410ヤード  PAR4

右ドッグレッグのPAR4。
距離表示ではこのホールより長い表示のホールもありますが、実質的に1番長いホールになるでしょう。というのも右サイドにOBがあり、そこまで行かなくても右サイドからはグリーンを狙いづらく、ティーショットはフェアウェイセンターから左サイド狙いになるため、距離が残りやすくなるからです。
2打目は多くの選手が長いクラブを持つことになるため、ピンを狙っていくことは難しそうです。さらにグリーン右手前にバンカーがあるので、どうしてもピンに対して左手前から攻めていく感じになるでしょう。ただグリーン左サイドは受けてないため、グリーン奥に外れやすいので注意したいところです。
恐らく今週の難易度1、2を争うホールになるでしょう。パーでサラッと通過し、良いリズムで残りホールを上手くプレーしたいですね!

No.17  180ヤード  PAR3

打ち下ろしのPAR3。
グリーンのアンジュレーションがそれなりにあり、しかも芝のクセが強いので、ピンのある面に打っていけないと距離のある難しいパッティングが残ってしまいます。そのようなことなので、ティーショットがかなり大事になります。ティーイングエリアは林に囲まれているので、風の読みに注意したいところ。打つ順番やタイミングで運、不運があるでしょう。でもその中でどう対応して良い結果に結びつけていけるかになると思います。バーディー、ボギーで2ストローク動く可能性の高いホールになります。最後まで目の離せない、かなり重要になるホールでしょう。


日清都カントリークラブ

No.18  485ヤード  PAR5

2打目から打ち上げの左ドッグレッグのPAR5。
ティーショットは左サイドへ行ってしまうとグリーンまでは近くなりますが、木が邪魔になることもあり、2オンを狙うことも刻むのも難しくなります。そういった意味からフェアウェイセンターから右サイド、右バンカーがターゲットになるでしょう。

2打目は距離がそこまで長くないので、飛距離が出る選手なら2オンを狙い、狙えない選手はグリーンエッジまで80ヤードから先のフェアウェイまでの得意な距離を残す感じで刻んでくることになるでしょう。ちなみに2オンを狙ってグリーンを外した場合、グリーンが3段グリーンになっているため、場所が悪いと簡単には寄らないアプローチが残ってしまいます。そのあたりをしっかり考えて2オンを狙うのか、刻んで3打目で勝負するのかをティーショットを打つときからしっかり考えていきたいところです。
このホールもイーグル、パーと2ストローク動く可能性のあるホール。17番ホールとの2ホールで大逆転もあるかもしれない、最後まで目を離せないホールになるでしょう。

フェアウェイを外さない、フェアウェイキープ率の上位のショットが良い選手なら、今週は楽にプレーはできそうです。ただラフに入ってしまうと今まで経験したことの少ない芝が多くあるため、ショットやアプローチを思い通りに打てないことも出てくるでしょう。
風などの天候次第ですが、今年も上位はかなりスコアが出そうなバーディー合戦の大会になるかもしれません。

そしてやっぱり最後はパッティング。クセのあるグリーンに上手くハマった選手が上位に顔を出すことになりますね!

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。