ツアー

セガサミーカップ

今週のツアーは男子がセガサミーカップ、女子が開幕から19連戦後の初のお休みになっています。今週はそのまま北海道に残り、久しぶりの男子ツアーに来ていますので、会場のザ・ノースカントリーゴルフクラブを見ていきましょう。

No.9 567ヤード PAR5 or 485ヤード PAR4

ほぼストレート、グリーン手前に池があるホール。
今までずっとPAR5として使用されていましたが、今年は決勝ラウンドの2日間はPAR4として使用される予定です。
まずPAR5として使用される場合を見ていきましょう。
ティーショットは南風のアゲンストの風のとき右バンカーが気になることがあり、ここに入れてしまうと2打目で距離を稼げないので避けたいところです。

2打目はアゲンストの風の場合、ほとんどの選手はグリーンエッジまで90〜100ヤードあたりに刻むことになるでしょう。フォローの風が吹いているなら距離的には2オンも可能になってきます。ただ気をつけたいところの1つとしてグリーン手前にあるバンカーの枕木。ここに当たって池に入ることもあるので注意したいです。
次にPAR4として使用される場合ですが、ティーショットはとりあえず飛距離を出して、2打目を短いクラブで打てるようにするだけでしょう。北風であればフォローになるので2オンもそれほど苦にならないと思いますが、南風のときはかなり難しいホールとなります。飛距離の出ない選手の中には先程のPAR5と同じ攻め方になることもあるのでダブルボギーにならないよう注意したいですね。
今年は日によってPAR4、PAR5と変わる9番ホールに注目です!


日清都カントリークラブ

No.16 196(184,145)ヤード PAR3

グリーンが池に囲まれているPAR3。距離はありませんが、ひとたび風が吹くとかなり難しいツアー屈指のPAR3です。 
ここノースカントリーはこの16番ホールだけでなく横風になるホールが多く、打つボールによってフォローになったりアゲンストになったり、また曲がり幅も大きく変わります。風に当てて狙うのか、それとも風に乗せて狙うのか、風の読みと自分のショットにどれだけ自信を持って打てるかがカギになるでしょう。
予選カットライン上や優勝争いのときにはより一層神経質になり技術面だけでなくメンタル面も重要になってくるホール。このホールにずっといて選手たちがどんなショットをするかを見ているだけでも面白いかもしれませんよ!

No.17 392(293)ヤード PAR4

ティーショットでは左側に、2ndショットではグリーン手前に大きな池がある左ドッグレッグのPAR4。
後方のティーイングエリアからは多くの選手がフェアウェイウッドやロングアイアンなどで刻むことになるでしょう。というのも1番近い池の入口まで260ヤードほど、刻んでもそこまで長いクラブを持たないでピンを狙うことができます。
2打目は風向きに注意したいところ。というのも左ドッグレッグしているため、グリーンを狙うショットはティーイングエリアからこちらへ打ってくるショットと向きが違います。更に2打目も打つ位置やピン位置によっても風の当たり方が変わってきます。そのあたりのことがありますので、ギリギリまで考えながら打つことになりそうです。
前方のティーイングエリアを使用する場合は1オンを狙わなければ、刻む場所は前述の後方のティーイングエリアと変わらないあたりになるでしょう。短いクラブでティーショットできますから、池に届く距離でももう少しグリーン近く距離まで打つ選手もいるかもしれません。
距離が長くないので、バーディーを狙っていきたいホール。マネージメントを考えてあれこれ語るより、フェアウェイから2打目を打てるならピンを狙って行かなければいけないホールですよ!

今年の上がりの3ホールは日によってティーをかなり動かすそうです。そのことによりスコアはかなり動きそう!
そして16番ホールは決勝ラウンドでは色々な演出があるらしいですよ❗️
それも含めて優勝争いではさらにドキドキする動きのある上がりホールになりそうですね。

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。