プライベート

美作津山城

先週の肥前名護屋城跡と唐津城跡もですが、城址の石垣って、何故にあれだけ魅力を発する事が出来るのでしょうか?
たんなる単体の石なら、そこに情感は湧きませんが、面を取り、勾配付けて積まれていった石垣、数百年の時空を超えて私達の目の前に其の姿を見させてくれます。
リンゴは何にも言わないけれど、リンゴの気持ちはよく分かる的な思いは、城マニアなら常にある

と思います。
石垣には色々意味合いが、あります。
ピラミッドや万里の長城、紫禁城、ヨーロッパの城もそう、、何かから護る、のが先ず第一、そして第二に権威付
日本の城の石垣などでも、雄大な光景を見させてくれますが、城下町にある寺にも良い石垣が積まれたり、地方の古くからの家柄の大庄屋宅などにも良い石垣があったりしますね
私ごとで恐縮ですが、私の五代前の方は養子として幕末に入ったのですが、その方の実家に冬参った時に感じたのが

嵯峨天皇の血を引く嵯峨源氏の渡邊党の領主が源頼朝の命により宇都宮家に従い、豊前の地に来て、代々宇都宮家家老として、今の豊前市など一帯を治めていました。
しかし、時代流れ、秀吉が全国統一して、宇都宮家は四国に移れの命を受けるも拒否、既に新しい城主として豊前の地に来ていた、黒田官兵衛と長政親子は困ります。
官兵衛は謀略用いて、宇都宮家当主を殺し、家臣筆頭の渡邊右京進も、斬られ血だらけになりながら黒田の侍と戦い最期を迎えました。
この宇都宮家筆頭家老 渡邊右京進に二人の息子あり、次男が難を逃れて、戦無くなる江戸時代になると大庄屋として、広大な土地を治める様になりますが、上からの圧力には血が嫌がるのでしょうね、幕末には豊前小倉藩藩主に建白書を提出して、藩の進むべき道を訓示したり、いつ首を刎ねられてもおかしくない行動をとったりもしています。
そして、大庄屋宅ですが、堀が巡らし、石垣も築かれ、高台に築かれているんですね、屋敷が、、
コレは誰に対しての防御か?
侍でないですよ、農民に対してですよ
農民の一揆の矛先が、何処に向くか?を知っているんですね
この誰に対しての護り?を見た時には、権力者のズル賢い統治方法や、無知の民衆の悲しさ、、しかし其の中でも生き抜いていけない我が先祖が経験して来た、権力や圧に対しての命無くなると分かりながら黙っていられないDNAが私中にもあるのを感じました。
話逸れましたが、石垣には沢山の思いがあり、其の姿を現在に見させてくれているという訳です


日清都カントリークラブ

先日、20年近く行って無かった津山に行って参りました。
石垣を見て感じるためだけに・・・

関ヶ原後に津山に入封し、現在見られる津山城を築いたのは、信長に近侍した森蘭丸の弟、森忠政
森蘭丸、本名は森成利ですね
信長のお気に入りだったのは、間違いなく色々な逸話が残されていますね
信長が爪を切り、扇子上に乗せて、蘭丸に捨てる様に命ずるも、捨てる時に確認したら9コしか無く、蘭丸は残りをくまなく探した・・・
信長より、隣の部屋の襖が開いているから閉めてこい、の命に、隣部屋行くも襖は閉まっていた。
しかし、襖を開けてピシャと閉める音を出したんです。
その上で、信長に襖は閉まっていました。の報告をして、何故、襖を閉める音がしたのか?の信長の質問には、信長が開いていたと発言したのに閉まっていました、だけなら粗相した事になるので、閉める音を出しました。
この、事実報告と機転を巧みに使い分ける、石田三成と秀吉の三献の茶にも通ずる話、おそらく寓話だと思いますが、さもありなん的な人柄を表す内容だったんでしょうね
その森蘭丸・成利の弟の忠政が津山城と城下町の堀割りを築きました。

天守閣から眺める城下町津山の街並みは気持ちよく
曇天なんて関係なく

B’z稲葉さんお兄様の経営される、創業約150年迎える旬菓匠くらや、もありますね✨
稲葉さんは進学校、津山高校出身ですよね

ホルモンうどんも有名
次来る時は、一泊2日もありですね✨
話逸れまくりますが、津山城は明治に入ってからの廃城令で、姫路城を凌ぐ壮大なる城壁と櫓数を誇りましたが、取り壊されます。今に残る、雄大な石垣でも充分凄いのですが、取り壊される前の勇姿が写真として残ります

津山城
20年ぶりでしたが、やはり津山城は素晴らしく、雄大な姿を変わらず見させてくれました。
次は津山城下町探訪ですね
箕作阮甫も津山藩出身ですしね
変に観光化したら、滑ってしまう日本あるあるでなく、唐津と同じく、良い街ですね


ecc
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時空少年タケシ
こんにちは、時空少年タケシです✌️ ゴルフトーナメント関係の仕事をしています。 幼少時より、根っからの歴史好きで、各地各地に行くたびに、神社仏閣、城は勿論、合戦場、遺跡などにも足を運びます。 マニアックでなければ、意味がない! これをモットーに100パーセント自己満足の記事をお届けさせて頂きたいと思います。