ツアー

2024年全米オープン@パインハーストNo.2 (パート1)

予選終了し、カットラインは5オーバー。
Dustin Johnson、Rickie Fowler、Jason Day、Will Zalatoris、Max Homa、Viktor Hovland、Justin Thomasが予選通過できなかった事は衝撃的で、本大会のコース設定の難しさを物語っています。
私は初日ダニエル・バーガー、ライアン・フォックス、デビット・ピューグの3人につきました。ライアン以外の2名は、アプローチとパターに悩まされていましたが、ライアンは我慢のゴルフでした。
とにかくフェアウェイキープはマスト。グリーンへのショットを止めるのは至難の業。今まで数多くのトーナメントでスコアリングしてきましたが、ここまでグリーンをホールドするのが難しいコースはじめてです。

予選二日目は、ラッキーな事に河本力選手の組。スタートの10番パー5でツーオンしバーディースタートで波に乗るかと思いましたが、距離感掴めず、苦労していました。やはりグリーン周りでは他の選手同様にナンバー2の洗礼を受けてました。
そう言えば、過去100試合近くスコアラーをしていますが、今回初めて経験したのがルーリングへの関与です。18番パー4で河本選手のティーショットがグリーン右手前のスタンドの後方に落ち、オフィシャルを呼んだ際のオプションのやりとりと最終選択の際に、通訳的に関与して最終判断に至りました。そこで思い出したのが、全米オープン初日の12番ホールで4組渋滞だった時のことです。後続組にいた河本結選手に渋滞状況を伝えたあとに会話が弾み私がアメリカ中の色々なトーナメントでスコアラーやってることを伝え2週間後の全米オープンに行くことを伝えたら「全米は力が出るから、何かあったら宜しくね😀!」と言われた事です。
結さーん、言われた通りに力くんのサポートしましたよ〜!

土曜日のムービングデー、一昨年のチャンピョンのマット・フィッツパトリック選手の組につきました。カムバックを期待していましたが、出だしからグリーンに悩まされて、ボギー先行し、9オーバー79で最下位。最後はフラストレーションが爆発してバッグをクラブで何度も叩く始末。平静を保てない状況にしてしまうコース設定の中で、どこまで冷静にかつ「ラッキー❗️」を得ることができるかが勝利の鍵になると思います。

デシャンボが3打差で首位。このコース設定では、3打差は1ホールでひっくり返リます。5打差でまでは優勝圏内🏆マキロイ、松山、パボン、フィナウあたりが上がってくる予感がします。最終日の行方が楽しみです😊


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ABOUT ME
フランク 早川
1963年1月生まれ。アメリ生活45年、ニューヨークにてITのコンサルティング会社を営んでいる。ゴルフ歴40年、とにかくゴルフをこよなく愛している。40代の頃はニューヨークで5本の指に入る腕前で今でも多くのアマチュア大会に参戦している。現在のハンデは7と低迷しているが、ニューヨークのアマチュアゴルフ界では知らないものはいない存在。 2003年からPGA・LPGAツアー並びにUSGA Championshipにてスコアラーのボランティアをはじめ、FedexCup Playoff、PGA Championship、US Openの上位グループのスコアラーも任されるようにまでなった。 またTokyo 2020では、ゴルフの競技委員として招待されるまでのレベルになる。米国内のクラブフィッター、ティーチングプロ、PGAプロ、フィジカルスセラピストとの交友も深く、常にゴルフ関係の動向にアンテナを張って生活している。