ツアー

シニアならではの賞

スターツシニア

シニアツアーは50才の誕生日を迎えてから出場権が得られる

この試合からは、高橋竜彦プロ、菊池純プロがデビュー

シニアツアーは飛距離や体力面などを考えれば、若いうちのほうが優勝チャンスは多く訪れる

今回の優勝者は、持ち前の飛距離にもものをいわせ、宮本勝昌プロ

初日から首位を譲ることなく完全優勝

だがシニアならではの賞もある

それは
「エージシュート賞」

自分の年齢より同じ若しくは少ないスコアで回ること

倉本プロは68才なので、2日目に回った「68」で獲得

賞金10万円

更に今大会は、
「スーパーシニア賞」
もある

60才以上の中で最も少ないスコアで回った選手に贈られる

要するに、3日間、最年長者で最小スコアで回った選手へ贈られる功労賞みたいなもの

5アンダーで、
倉本プロ、東プロ、崎山プロで並んだが、断トツ最年長の倉本プロが獲得

今大会で賞金以外に獲得した賞金は110万円になる

こうやってシニアツアーは、年齢を重ねても新たな目標があり、そして若いプロは元気にプレーを続けているプロを尊敬し、目標にしていくシステムである

ゴルフって、ほんと面白い

「若者になんか負けるか!」
の世界である

因みに倉本プロのより2カ月先生まれた室田プロ

この方には年とスコアが一緒でも勝てない

ゴルフは、少しでも健康で長く続けてくださいというメッセージを含んでいる不思議なスポーツである


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ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。