ツアー

BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ

今週のツアーは男子がBMW日本ゴルフツアー選手権、女子が宮里藍サントリーレディスです。久しぶりに男子ツアーのほうに来ていますので、今年の宍戸ヒルズカントリークラブを覗いてみましょう。

No.12 408ヤード PAR4

右ドッグレッグ、そして2打目から打ち下ろすPAR4。
ティーショットは正面に見えるカート道路上がターゲット。右へ行ってしまっても今年はラフが短めなので、ある程度は転がり落ちてきます。
2打目は10ヤードほど打ち下ろす距離感が大事になってきます。特にラフからの2打目になってしまった場合は注意が必要です。グリーン手前には池があり、更にグリーンは奥からの傾斜が強いので、奥へ外してしまうと難しいアプローチやバンカーショットが残ってしまいます。またフェアウェイから打てたとしても、若干の左足下りのライになることが多いです。風が吹いたら短いクラブほど影響を受けますので簡単にはいかないでしょう。
厳しい7,8,9,10番ホールを抜けてきた後でも気が抜けるホールはありません。ただこのホールはボギー、ダブルボギーも多く出るかもしれませんが、バーディーもそれなりに出るホール。このホール次第で良い流れにも、悪に流れにもなってしまう後半のキーホールかもしれません。


日清都カントリークラブ

No.14 460ヤード PAR4

フェアウェイの真ん中に大きな木がある打ち下ろしのPAR4。
ティーショットは2打目どこから打ちたいかによって使用クラブが変わってきます。風向きにもよりますがとにかく短いクラブ、そして中央にある木より前で2打目を打ちたいとなれば1W。一方で距離が残ってもフェアウェイの平らなところからグリーンを狙いたいということならフェアウェイウッドを選択することになるでしょう。
2打目は傾斜地からどう打っていくかというところがポイントとなります。ティーショットで刻んだ場合は長いクラブを持たざるを得ません。それでもピンを狙っていくのか、確実にグリーンを捕らえてパーを狙うのかをしっかり決めていきたいところ。一方、1Wである程度前に行った場合はフェアウェイから打てることが少なくなります。というのもフェアウェイが狭くなってきていることや傾斜が右へといっているということがあります。特に木の右へ行った場合はセミラフからになることが多く、かなりの傾斜からピンを狙うことになるでしょう。
このホールはティーショットで気持ち悪さを持つ選手も多く、トラブルが多いホール。バーディーをというより、何事もなくパーで通過したいホールです。

No.15 638(580)ヤード PAR5

2打目から打ち下ろす距離が長いPAR5。
ティーショットは右側がOB、左側は隣りのホールへ落ちてしまう崖になっており、選手たちにプレッシャーを与えています。そのため昔は後方のティーイングエリアが使用されるときは、フェアウェイウッドでティーショットする選手が多くいたように思います。というのも1Wで飛ばしたところで2オンを狙えないぐらい距離が長いので、まずは林のほうへ打ち込まない、確実に見える範囲へ打っていくということを意識していたのでしょう。逆に前方のティーイングエリアからは2オンの可能性があるので1Wでティーショットをする感じでした。ただ最近は、どちらのティーイングエリアでも1Wで打っていく選手が多くいるように思います。2オンまでとはいかないにしろ、2打でグリーン近くまで行く選手が多いからなのかもしれません。

刻む場合の2打目ですが、グリーンエッジまで150ヤードあたりから下っているので、2打目地点から落とし所は見えません。この傾斜を利用して打っていくのか、それとも傾斜が終わりかける残り100ヤードあたりまでキャリーで打っていくのか、それぞれの状況で変わってくるでしょう。
3打目はグリーンは奥行きが50ヤードほどあり、手前と奥では距離がかなり変わります。ティーショットから1つでもミスをすると厳しいホールとなってしまいます。このホールはPAR5だからスコアを伸ばしたいホールというより、ボギーを打たず、サラッとパーで切り抜けたいホールです。

今年はラフが短め。“簡単そうじゃん”と思われるかと思います。はい、易しめです。ラフからフライヤーを計算して短いクラブでグリーンを狙っていけるので、スコアが出る可能性が高いです。しかし池が多い宍戸ヒルズ、狙って飛ばなかったり、飛んだりしたら…。池の罠にハマってしまうことがあり得ます。今年は単に打つ技術というより、あえて狙えてしまう状況を作って、攻める、攻めないなど心のコントロールが大事になりそうです!
今年のこの1週間は天気が良い予報。週末に向けて徐々に伸びてくるラフの状況をしっかり見極め、上手く対処していきたいところです。ティーイングエリアやホールロケーション次第でかなり面白くなりそうですね❗️

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。