グルメ

京天神 野口 京都市上京区

京都市上京区、少し行けば北野天満宮、白梅町があります。
そこに

奥溪(おくたに)家住宅(京都市指定有形文化財)が、あります。
古い街並み残る京都ですが、藁葺き屋根の大きな長屋門が目立つ屋敷があります。
長屋門は格式の表れです。
今でも奥溪家の方がお住まいで、家業の漢方を扱っておられます。
遠祖は豊後のキリシタン大名大友宗麟の嫡男義統の次男より始まるとのこと、大友家が歴史の波に翻弄されますが、子孫は医術の道を歩み、江戸初期には後水尾天皇の中宮で、徳川秀忠の娘である東福門院の御殿医になります。
東福門院亡くなられた後は、別荘地があった、今屋敷がある地を与えられ令和の時代を迎えています。
仁和寺宮門跡の侍医も八代に渡り勤められた、、格式ある奥溪家と屋敷
その屋敷、真隣にあるのが、先日お邪魔させて頂きました

京天神 野口
602-8368
京都府京都市上京区北町573-11
※かなり予約困難店の為、電話番号不掲載に致します


日清都カントリークラブ

ミシュラン2ツ星もあり、お店の、御主人の経歴は色々なメディアで取り上げられているので割愛させて頂きます。
当日は長年お世話になっている方々4人での京天神 野口でした。

ワインに造詣深く、徹底的なワイン管理為に、自宅地下に要塞の如くの地下道巡らしワイン貯蔵庫を数部屋造った方との会食だったので、お店方も下手な事は出来ません(笑)

シャンパンで🥂
そして
若鮎とじゅんさいの先付け
若鮎は、カラッとサクッと噛み締めるとほろ苦く、甘酢とじゅんさい、木の芽が口中で一つになり、旬を感じさせてくれます

美しく

アブラメと焼きなすのお椀
アブラメ、アイナメですね、魚自身の旨味と焼きなすの、口中で、テロンとトロける食感、出汁が三位一体となり、思わず目を瞑り瞑想の境地に・・
美味也✨

アコウダイとツブガイ

お肉とキャビアの巻き物
甘みさえ感じる肉
タップリのキャビア
コアを感じるシャリ
海苔の香り
肉寿司に嫌悪感さえあった私ですが、改宗しました
否、野口の肉寿司は、それほど自然だったと言うこと

席についた時から気になっていたんです
大きな鳥貝
動いて、ザルから逃げようとするんです😄
その待ちに待っていた鳥貝が来ました✨
貝類自体が大好きなのですが、中でも1番好きなのが、生鳥貝✨

丹後の海より鳥貝
ブリブリ肉厚な生鳥貝
塩かコノワタをつけてですが、塩で行かせて頂きました。
噛み締めるほどの旨味と甘味、生鳥貝独特の口中をスリップする感も堪らない・・コノワタはアテに

コノワタをアテに、奈良の銘酒 みむろ杉🍶

北海道沖のキングサーモン柚庵漬け
最高の白ワインを選んで頂き、キングサーモンの脂乗り、実山椒の香りとの一大帝国が✨

引き上げ湯葉
暖かく柔らかく、細胞一つ一つに染み渡る出汁の旨味
御主人の、かの名店と同じですね✨

ノドグロと三重の赤ウニ
美味いに決まってますよね
しかし、肉寿司もそうですが、前に出てこないんですよ
出ないんですよ
そこが、そこいらの店とは格違い
その違い、大きいですよ

太刀魚の揚げ出し
茗荷、白ネギ、生姜の香り少しが、脇役でなく太刀魚と同等の50・50の関係。グジはありますが、太刀魚を揚げ出しで頂くのは初めて
こりゃ、凄い店だわ

チェイサーにビール
よく見たら金継ぎしているグラス
分かる人には分かる
分からない人には分からないんでしょうね
魯山人と同じですね✨

〆は5種類から選べます
お腹一杯?
〆を3種お願いしました。

蕎麦とカラスミと卵
部屋とワイシャツとワタシ
みたいになりましたが、カラスミと卵を、そう感じさせない品位があるんですよ

ソースカツ丼
攻めますでしょ?
私の胃袋もですが、御主人もですよ
こんなフルーティーなソース、初めてだわ

コレが本当の〆

カレーは飲み物
この言葉は真実です。

デザート
京天神 野口
凄かった。の言葉しかありませんでした。
足す、出る、盛る、キャビア、肉、カラスミ、黄身、これらは形容する言葉と食材ですが同意語です。
しかし、嫌らしさ、下品さが微塵もない
空間、器、所作振る舞い
全てが超一流でした✨
京都にはホンモノがあります、しかも沢山
深い街ですね
今宵も楽しゅうございました✨

あっという間の150分でした。


ecc
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鮨吉寿司太郎
鮨、寿司、SUSHI、色々ありますが職人さんと客がカウンター越しに目で楽しみ、舌で楽しみ、耳で楽しむことが出来るのが鮨、寿司? アナタの事を思いニギッていますよ face to face eye to eye コレこそが鮨、寿司の醍醐味だと思います。 私の趣味は日本全国、鮨の食べ歩きです? 行った鮨屋は2017.6/10現在、通算129店・・・ 高校3年の春、オヤジに初めて連れて行ってもらった、大阪の亀寿司 仕事帰りのサラリーマンが1日の疲れと明日への英気を養いながらカウンターで鮨を摘んでいました。 アレから約30年、今日も新たな鮨、寿司に出会うため そう、アナタの街の 横丁にある鮨屋 自分だけの鮨屋 自分だけの空間 そう、色んな鮨があっていい 今日も、そんな鮨屋を探しながら・・・