今週のツアーは男子が関西オープン、女子がブリヂストンレディスオープンです。今週も女子ツアーの会場に来ています。2年ぶりの開催となる袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースをいつものようにコースを見ていきましょう。
No.1 400ヤード PAR4
やや左ドッグレッグのPAR4。
ティーショットは左の林に注意。というのも少しだけ入った左ラフからの2打目でも木が邪魔になることがあります。それぐらいならまだグリーンの右へ打つことも可能です。ですが、それよりも厄介なのが更に左へ行ってしまうこと。崖になっており、転がり落ちてしまいます。なのでティーショットは右ラフでも構わないぐらいの感じで打っていったほうが良さそうです。
次にグリーンを狙う2打目ですが、袖ヶ浦のグリーンは小さいので、センターに打てればパッティングは多少の下りはあっても難しいところはそれほどないでしょう。むしろこのホールの場合、気をつけないといけないのは、グリーン左奥へ外してしまうこと。こちらも左奥へ下っているので、どんどんグリーンから離れてしまいます。当然ながら2打目の距離、ライ、そしてピン位置を見ながらのクラブ選択がポイントとなりそうです。
No.2 490ヤード PAR5
90°ぐらい曲がるのではないかと思う、右ドッグレッグのPAR5。
まずティーショットの狙いは通常のティーイングエリアならバンカーの左サイド。通常というのはティーが後方ということで、前方に出された場合はバンカー上を狙っていくことになりそうです。ただバンカー越えを狙った場合、ティーイングエリアから見た場合、フェアウェイの縦幅が30ヤードもないので、抜けてしまいラフからの2打目を打つ選手が多くなるのではないでしょうか。
次に2打目。フェアウェイを捕らえれば、グリーンまでは200ヤード強ぐらいの距離になるのではないでしょうか。そうなるとキャリーでグリーンを捕らえられる選手は少ないと思いますが、ランを含めた距離なら多くの選手は2オンの可能性がある距離です。ただご覧のとおり転がしあげられるルートはほぼありません。3打目を手前のバンカーや左ラフからのアプローチで寄せてバーディー狙いというのが現実的な攻め方になるのでしょう。ただピン位置によっては刻んで3打目勝負というほうが、ここに出場している選手の100ヤード前後のショットの精度であればバーディーを獲れる可能性が上がるのではないでしょうか。
距離は長くないPAR5なので、バーディーを狙って取っていきたいホールです。
No.18 510ヤード PAR5
2打目地点で少し左に向かっているPAR5。
ティーショットの狙いは左に見えるバンカーの右。思ったより左にいってしまい、そのバンカーに入ってしまっても、2オン狙いでない限り、刻むのであれば特に問題はありません。
2打目で2オン狙いでも、刻みでも注意しないといけないのは右の池。2オンを狙うなら右の池を気にして打つハズですので、そちらの方向へ行ってしまったなら選手のミスということで仕方がないということはあります。ただ刻む選択をしたのにも関わらず、池に入れてしまうことだけは避けなければいけません。打ち下ろしのことやラフからのショットでフライヤーがあるかもしれませんので、ある程度の余裕をもって打っていきたいところです。
グリーンを狙う3打目は、おそらく短いクラブ、ウェッジで打てると思いますので、打ち上げや風に対しての距離感がカギになるでしょう。
ティーイングエリアと風向き次第で2オンも可能な18番ホール。その前のPAR5の16番ホールと距離のある難しい17番ホールのPAR3とスコアが目まぐるしく動く可能性があります。上がりの3ホールをどう攻略していくのか⁉︎この3ホールによって最後まで目が離せない戦いになりそうですよ!