ツアー

RKB×三井松島レディス

今週のツアーは男子がFor The Players By The Players、女子がRKB×三井松島レディスです。今週も女子ツアーに来ていますので、会場の福岡カンツリー倶楽部 和白コースを覗いてみましょう。

No.1 497ヤード PAR5

グリーンまで少しずつ打ち上げているPAR5。
ティーイングエリアからは見えませんが、左にはレッドペナルティエリア、右に見えるバンカーの右にはOBがあり、スタートホールのティーショットにプレッシャーを与えています。右のバンカーに入らなくても木が邪魔になり、刻むことさえ難しい状況になります。そのため左に行くティーショットが多そうです。

2打目は風がアゲンストでなければ2オン、もしくはグリーン近くまで打っていくことは可能です。刻む場合は左バンカーの手前、グリーンエッジまで80〜100ヤードほどのところになるでしょう。
グリーンはそこまで強い傾斜はありません。平らに近いところが多く、パッティングではそれほど曲がらないでしょう。平らだと選手たちの感覚的には、むしろ奥に下っているのではと思うことがあるかもしれません。
ティーショットさえ成功すれば、それほど難しいホールではないでしょう。ただ他のホールとはと違う緊張がある中でスタートホールのティーショットをどう打っていくのか⁉︎
このホールだけではなく、色んな意味でこの1日を占う大事な一打になるかもしれませんね。


日清都カントリークラブ

No.3 401ヤード PAR4

ティーショットで40ヤードも打ち下ろすホール。今年からティーイングエリアが後方へ移動し、落下地点が見えなくなりました。
昨年までは

このような感じでどこに打てば良いかハッキリ分かる状況でした。しかし今年のティーイングエリアからだと右の林スレスレに打って行く感じになります。このあたりは練習ラウンドでどのぐらいチェックできているかがポイントになりそうです。
2打目の距離はもうそれほど残っていないため、フェアウェイから打てればピンを狙っていくことも可能です。
アウトスタートの選手はこのホールまでにスコアを伸ばして、この後のホールを流れ良く進みたいでしょう。

No14 329ヤード PAR4

左にレッドペナルティエリア、右にバンカーがあり、2打目が打ち上げのやや左ドッグレッグのホール。
距離がないため選手によってはフェアウェイウッドで刻むことも考えられます。ただフェアウェイが狭いので刻んだところでフェアウェイに行くとは限りません。2打目がかなりの打ち上げということを考えるとある程度グリーン近くへ行っていたほうが良さそうです。
距離だけ見るとバーディーが取れそうなホールですが、フェアウェイからなかなか打てない、そして打ち上げで距離感がつかみづらいことを考えるとパーでサラッと通過したいホールです。

前週のサロンパスカップに出場していた選手たちはメジャーの高速グリーンから和白のグリーンにどう対応できるかが1つポイントとなりそうです。またアップダウンが激しいコース。打ち上げ、打ち下ろしの距離感をどう出すか⁉︎そして錯覚しやすい傾斜の読みをどう読み切るか⁉︎このあたりの感覚が勝負の分かれ目になりそうです。

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。