ツアー

ANAオープン

今週のツアーは、男子がANAオープン、女子ツアーが住友生命Vitalityレディス東海クラシックです。今週は男子ツアーに来ています。私個人としては2年ぶりの札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース。昨年改造があり少しコースも変わっていました。そのあたりを中心に見ていきましょう。

No.13 417ヤード PAR4

右ドッグレッグのPAR4。2年ぶりに輪厚に来ましたが、私の知っているホールとは変わっていました。フェアウェイの真ん中にクリークができていました。ただ選手たちにとっては、むしろ左側にクリークがあるという感じになったでしょう。このことによって以前、ティーショットを見える場所に短いクラブで刻んでいた選手たちは、もう少し長いクラブで右方向へ打たなければいけなくなりました。
ティーショットの狙い目としてはフェアウェイウッドで手前のバンカー上からやや右あたり。中には1Wで打っていく選手もいるかもしれません。
2打目は短いクラブで打てるのでフェアウェイからであればピンを狙っていきたいところ。ラフからでも林に入っていなければ、グリーンが柔らかいので狙っていってもいいかもしれません。
距離は長くなく、ティーショット次第でスコアが変わってきます。フェアウェイからなら攻めていきたいホールです。

No.16 169(147)ヤード PAR3

距離が短い打ち下ろしのPAR3。フォローの風のときはそれほど難しくはありませんが、普段多いアゲンストの風が吹くと難しくなります。特に左奥のピンのときはグリーンオーバーすると落ちていってしまい、フォローのアプローチになり、しかもピンの先が下っているため、パーをセーブすることは難しくなります。
フォローの風のときはバーディー狙い、アゲンストの風のときはボギーにならないようセーフティーに攻めていく感じになるでしょう。

No.17 581ヤード PAR5

輪厚名物のPAR5。ティーショットでフェアウェイを捕らえて2オンを狙いたいホールです。ただ2nd地点は左下りのライ。高い木を越えるのは簡単ではありません。そのためにはティーショットで少しでもフェアウェイ右サイドにあったほうが良いのですが、フェアウェイの傾斜が右から左へとなっているので、簡単ではありません。フェアウェイセンターあたりにあれば狙える可能性があります。ライをしっかり見極めて狙うのか、刻むか、判断したいところです。

2打目で刻む場合に注意したいところは、抜けるのを嫌がって短いクラブを使用したとき、思ったより距離が出ず、左の林がかかってしまうことです。またその逆に左の林を警戒し過ぎて、抜けてしまい右ラフからになり、グリーン手前の木が邪魔になることにも注意が必要です。
ピン位置からしっかり逆算して、どこだと狙えなくなってしまうのかということを計算して打っていきたい2打目です。
このホールは2オンを狙うにも、3打目勝負で刻むにも2打目が大事になってきます。この2打目をしっかり打ってバーディー、更にはイーグルも狙っていきたいホールです。

初日はコースコンディション不良のためサスペンデッド。午後スタートの中にはまだスタートしていない選手もいます。このままだと2日目もサスペンデッドになるでしょう。どちらにしろほとんどの選手が、長丁場の1日があります。試合の流れを上手く掴んで良いスコアを出していきたいですね❗️

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。