ツアー

日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯

今週のツアーは男子がアジア、韓国ツアーと共催のシンハンドンへオープン、女子が国内メジャーの日本女子プロゴルフ選手権です。
今週は女子ツアーに来ていますので、開催コースのパサージュ琴海アイランドゴルフクラブを見ていきましょう。

No.16 395ヤード PAR4

ティーイングエリアに立つと右バンカーが目に入ります。それが気になりティーショットで左のほうへ打ってしまうと、大丈夫だろうと思っていたところにラフがあり、意外と近いです。ターゲットとしては右バンカーの少し左ぐらいがベストな方向です。
2打目は2段になっているグリーンに打って行きますが、それぞれの面でもマウンドなど傾斜がかなりあります。ピンポジションに対してしっかり攻めていかないと難しいパッティングが残ってしまいます。
そこまで距離がないPAR4ですからティーショットでフェアウェイにしっかり打っていき、短いクラブでピンを攻めていきたいホールです。

No.17 165ヤード PAR3

横長のグリーンで池越えのPAR3。
グリーンの手前は傾斜が強く、グリーンエッジまで届かないボールは、池まで転がり落ちる可能性があります。またグリーンも傾斜が強いため、奥に外してしまうと難しいアプローチやバンカーショットが残ります。さらに距離感が合っていても方向がズレれば、難しいパッティングにもなってしまいます。
このようにショットの縦の距離感だけでなく、方向性も大事になります。最後は決めたクラブで自信を持って打つことがこのホールのカギになるでしょう。

No.18 420ヤード PAR4

こちらのホールも左サイドが思ったほど広くありません。ランディングエリアがハッキリ見えませんが、ティーショットの狙い所はグリーン右に見える池。それより左に行ってしまうと左ラフの可能性が高くなります。
2打目は真ん中あたりで左右の2段になっているように見えるグリーンを狙っていきます。とはいえ、ピンのある同じ面にしっかり打っていかないと難しいパッティングになってしまいます。左面は低い面ですので、真ん中あたりの傾斜を使えば右から左へと転がっていくので、打っていき易いです。右面はエッジが右へ行くほど遠くなっているので、距離が足りず、グリーンに乗らない選手が多くなってくるでしょう。
どんなショットもそうですが、グリーン形状、ピンポジション、そして風向きを考えながら、しっかり決めて2打目を打っていきたいですね。

初日は朝から風が強く、OBが気になるホールも多くありました。グリーンのアンジュレーションがかなりあるため、ショットの調子が良くない選手にとっては厳しい1週間となるかもしれません。
しかし今大会はメジャーらしくないスコアが出そうなセッティング。調子が良い選手はある程度攻めていきたいでしょう。
今年の女子プロゴルファー日本一は誰になるのか?
最近のこの大会は初優勝者が多いので、未勝利の若手にも注目です❗️

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。