今週の女子ツアーはCAT Ladiesです。コースは大箱根カントリークラブ。今年は昨年から大きな変更はありませんが、状態はどうなっているのか?いつものように少し見ていきましょう。
No.15 563(505)ヤード PAR5
右ドッグレッグのPAR5。
使用するティーイングエリアによってティーショットの狙い所は変わってきます。後方のティーを使用する場合はフェアウェイセンター。右か左、どちらが良いかと聞かれれば左と答えることになるでしょう。というのは、ティーショットで右ラフに入ってしまうと、右の林が邪魔になり、打ちたい右方向に打てない状況になってしまいます。一方、左ラフへ行くと距離は残りますが、遮るものが何もなく打ちたい方向へ打つことができます。
前方のティーイングエリアのときは、風次第ですが飛距離が出る選手だと右寄りにティーショットをしていかないと左ラフへ行ってしまう可能性があります。このあたりに気をつけたいところです。
2打目から打ち上げになります。3打目の距離が残る可能性が高いため、得意距離を残すというよりは、2打目はとにかくグリーン近くへ打っていきたいでしょう。
グリーンを狙う3打目で気をつけたいところは“風”。大箱根カントリークラブで吹く風は、ほぼ予報通り、その日の基本の風向きで大丈夫なのですが、このホールから、しかも3打目あたりから全体の流れの風と感じる風とが変わることがあります。風とのタイミングを見ながら、距離感が大事なショットを上手く打っていきたいですね。
No.16 421(394)ヤード PAR4
左ドッグレッグの打ち下ろしのホール。最終日のピンは名物的なピンポジションとなっています。
まずティーショットは見えている狭いフェアウェイにどう打っていくか。飛距離が出る選手だと多少広くなりますが、左に行き過ぎ、木に当たったりしてしまうとグリーン方向へ打てなくなってしまうこともあります。なので左を狙いつつ、左に行き過ぎないよう打たなければいけません。また右ラフからだと距離が残ります。ライも平らなライはほとんどありません。3打目のアプローチなども考え、絶対寄らない場所を避けながら打っていくことになりそうです。
上位を狙うなら落とせないホール。ティーショットからパターまで全て揃えて攻略したいホールです。
No.17 170ヤード PAR3
グリーン周りにバンカーで囲まれているPAR3。
以前は難しく特徴的なホールで、16番ホールよりこちらのほうが名物的なホールだったように思います。しかし最近の選手たちのレベルが上がったため、そこまで難しいホールではなくなりました。とはいえ強風が吹いたら難しくなりますので、その想定で見ていきましょう。
風向きで多いのが真後ろからのフォローの風。微風だったらまだ易しいと思いますが、これが強風になるとグリーン上でボールを止めることが難しくなります。かと言ってギリギリを狙ったためにバンカーに入ってしまった選手たちを多く見てきています。手前のバンカーからだとフォローの風の影響とグリーンがそれほど受けてないため止めづらくなります。易しくありません。となると奥からのアプローチは、どうなのでしょうか⁉︎こちらのほうが寄せられる可能性があります。このあたりを考えながらのティーショット、クラブ選択になるでしょう。
とはいえ、本当に最近のツアーのレベルは上がってきているのでこのような心配はいらないかもしれませんね!
出場人数が少ない試合。そのため以前はカットラインが少し落ちていました。しかしPAR73からPAR72になっても昨年がイーブンパーでした。
今年はどうなるのか⁉︎
CATもアンダーパーカットの時代になってくるかもしれませんね❗️