ツアー

BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ

今週のツアーは男子がBMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ、女子ツアーがリシャールミルヨネックスレディスです。
今週は男子ツアーのほうに来ていますので、宍戸ヒルズカントリークラブを見ていきます。

No.16 190(139)ヤード PAR3

数年前のグリーンとはかなり違う形になり、だいぶ印象が変わりました。
グリーンを分けてみると右側、左手前、左奥の3つの面があるように見えます。
右側の面の奥はそのままピンを攻めるのも良し、左の傾斜を使いながら狙っていくのも良し、1番易しいピン位置になります。
右手前は距離はありませんが、グリーンの幅が狭く、左側に池があるので、直接ピンを攻めるには若干ですが難易度は上がります。
奥の広いエリアからパッティングで勝負するのか、それとも右手前でも良いとやや右めに打っていき、乗っていればバーディー狙い、グリーンを外れてもアプローチしやすいところですので、確実にパーを取っていきたいピン位置です。
難しくなるのは左側。手前ピンは池がかかってきますし、段になっているため奥へ行ってしまうと寄せるのが難しくなってしまいます。また奥にピンがあるときは使用するティーイングエリアにもよりますが、ショットで同じ面に乗せることはかなり難しいと思われます。
傾斜が受けていないため、アプローチで寄せやすい、外しても良い場所を狙っていく感じになるでしょう。
1ホールで2打、3打と差がつくホール。優勝争いでは落とせないホールの1つです。

No.17 481ヤード PAR4

宍戸ヒルズと言ったらこのホールというぐらい、選手、キャディー、そしてギャラリーの方々もこのホールを思い浮かべるのではないでしょうか⁉︎
まずこのホールはティーショットが重要。どのホール大事なのですが、2打目が池越えになるためフェアウェイをキープしたいところです。
今年の右側はOB。左はラフですが今年は短め、ファーストカットを広めに取ってありました。
ラフが短いので打てますが、距離を合わせるのが難しくなります。
手前が池、グリーンの傾斜も左奥から右手前へ強い傾斜になっているのでかなり難しいショット。
以前のような深いラフのほうが出して3打目勝負になるので大叩きの心配がなかったかもしれません。
このように今年は短いラフということで、打ててしまうため、選手の攻める、攻めないのジャッジや距離の計算とラフに入ったときはやはり難しくなりますね!

No.18 467ヤード PAR4

グリーンまで見渡せるPAR4。
ティーショットは飛距離の出る選手だと左のバンカーに入ってしまう可能性はありますが、入ってしまっても狙えますので特に問題はなさそうです。
一方で右へ行ってしまった場合は、当たりが悪いと落ち際に木に当たることもあります。
また飛距離が出る選手だと、2打目でグリーンまで90ヤードほどのところにある2本の高い木が邪魔になることがありますので、行き過ぎには気をつけたいところです。
グリーンは縦幅があまりありません。
そうなると2打目はフェアウェイから打てないと花道を狙っていくしかありません。
手前のバンカーのほうが寄せやすいのか、奥からのアプローチでも寄せられるのか、ラフに入ってしまった場合は選手それぞれの戦略が見られるでしょう。
他のホールと違い池がありませんが、優勝争いでのこの18番ホール、ラフからの2打目はそう簡単ではありません。
やはりこのホールもリードしてきて差があっても気が抜けないホールです。

数年前に改造があってから長いホールが多くなりました。
しかし最近の選手たちの飛距離だとものすごく長いとは思わなくなってきました。
そのためスコアも出るようになってきましたが、やはり池やOBが多い宍戸ヒルズ。グリーンの傾斜も強いためショットの調子が良くない選手にとっては厳しい戦いになりそうです。
あとは週末の天気が心配。
今年は宍戸で20回目の大会。
ゴルフだけではないイベントもあります。
https://www.jgtc.jp/2023/event/
こちらもありますから天気が良いほうに向いて、良い大会、イベントになって欲しいですね!

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。