ツアー

ミズノオープン・リゾートトラストレディス 振り返り

先週はミズノオープンと
リゾートトラストレディス

どちらもフラットなコース
それぞれどんな戦いだったのか⁉︎

まずは女子から振り返ってみましょう

かなりスコアが出ました

スコアだけ見ると
セッティングが易し過ぎではと
思う方が多いかと思います

確かに総ヤーデージは6,500ヤード
今の選手たちの飛距離からしたら短め

風が思ったほど吹かなかったことも
スコアが出た要因の1つ

距離がそれほどない
でも周りが池で囲まれている
自分の調子や考え方を
照らし合わせて打っていく
私の中では選手を試す
良いセッティングだったと

特に4番ホールのPAR5は
日によってはティーイングエリアを
前に出して2オンを
狙わせるセッティング

自分から狙ったのか
もしくは
狙わさせられた選手も
いたのではないでしょうか⁉︎

スコアもイーグルから
トリプルボギーあたりまで
差が開いたというのは
技術と勇気を試す
良いホールだったと
感じています

そんな中、優勝したのは
山下美夢有プロ
2週連続優勝
おめでとうございます🏆

池が多くある
グランディ浜名湖ゴルフクラブ
風が吹けばもっと面白く
選手の技術、マネージメント力
が観られた試合だったかも
しれなかったですね❗️

続いて男子ツアー
ミズノオープン

こちらもフラットで
海外を彷彿させるコース

全英オープンの出場権
をかけた戦いでした

最終日の若手選手の
プレーは面白かった

初日から良いスタートで
3日間リードしていた
安森一貴プロ

最終日も前半スコアを
崩しながら立て直し
トップへ戻り
落ち着いたプレーを
見せていました

ただ残念なのは最終ホール
ティーショットが
池に入ったと思われたボールが
岩に何度も当たりながら
フェアウェイへ戻ってきました

この運
今週は安森プロの週と
私は思いました

2打目はラフに
入ってしまいましたが
パーを取るには問題ない場所

バーディーを狙いにいったのか
分かりませんが
手前の傾斜を上らず
難しいパッティングが
残りました

パーパットが決まらず
3パットのボギー
プレーオフに進めませんでした

一方、最終ホールで
グリーンに乗っては
いませんでしたが、
イーグルチャンスにつけた
中島啓太プロ

イーグルで逆転優勝
とはなりませんでしたが
バーディーとし
先にホールアウトしていた
平田憲聖プロとプレーオフへ

1ホール目は互いにバーディー

2ホール目の2打目は
互いにグリーン周りの
違うバンカーへ

この時点で
距離のあるバンカーに
入ってしまった平田プロより
寄せやすいバンカーに入った
中島プロが優勢だったはず

平田プロは長い距離が
残ってしまったパッティングを
2バットで凌いでパー

一方で、寄せてバーディーが
期待された中島プロは寄せられず
またバーディーパットも入らずパー

決められなかった中島プロは
嫌な流れ

3ホール目は
中島プロがティーショットを
入れてしまい厳しい状況

ボギーで上がった中島プロに対し
パーでも優勝が決まっていた平田プロ

バーディーを決めて優勝🏆
おめでとうございます🎉🎊

ホストの試合で優勝は
嬉しいことでしょう

最終日のプレーを観ていて
勝利の女神は色んなところに
向いていたなと

誰もにチャンスがあったと

敗れた選手それぞれ
悔しい思いをしていることでしょう

3位タイに入った金谷選手含め
この4人が全英オープンの
出場権を得ました

この若い4人と出場の権利をある
他の選手も20代と若い選手たちが
メジャーという舞台で
世界とどう戦うのか興味が湧いてきます

男子ツアーも粋の良い若手が
続々と出てきています

今までと違う、変わった戦いを
期待しながら男子選手を
見守っていきたいですね!

これからの男子ツアーにも注目です❗

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。