ツアー

ブリヂストンレディス

今週のツアーは男子がゴルフパートナーPRO-AMA、女子がブリヂストンレディスです。今週も女子ツアーに来ていますので、開催コースの中京ゴルフ倶楽部石野コースを覗いてみます。

No.13 443ヤード PAR4


昨年は袖ヶ浦カンツリークラブでの開催でしたが、2年ぶりに中京ゴルフ倶楽部石野コースへ帰ってきました。一昨年までと今年のコースセッティングで大きく変わったホールがこの13番ホール。ティーイングエリアを前方にだし、PAR5からPAR4となりました。
まずティーショットですが、ターゲットは真ん中にあるバンカー狙い。フォローの風のことが多いので、多くの選手は関係ないでしょう。バンカーにキャリーしてもアゴが高くないため、そのまま転がり出ることが多く、むしろそのバンカーを避け、左を狙ってしまうと左のラフやバンカーに入ってしまうことがあります。見た目に恐れずにティーショットしていきたいところです。
2打目は距離が残る中、元々がPAR5であるアンジュレーションがキツいグリーンへ打っていかなければなりません。そのためそのグリーンの比較的易しいところにカップが切られると思いますが、それでも難しいホールになるでしょう。
ということでPAR4になったことでティーショットの重要性が増しました。2打目で良い位置のフェアウェイから打てることが攻略のカギとなりそうです。

No.17 387ヤード PAR4


2打目から打ち上げる右ドッグレッグのPAR4。
ティーショットは真っ直ぐフェアウェイセンター狙いで良いでしょう。ただ飛距離の出る選手は右バンカー越えを狙うことになりそうです。
2打目は打ち上げの距離感がポイント。打ち上げの場合、ボールが落ちるときに鈍角に地面を捕らえるため、フラットな所と比べて同じ番手でもどうしても止まりづらくなります。そのため距離が残った場合の番手選び、特に手前にピンがあるときが難しくなります。
以前はどっやってパーで切り抜けるか考えていたホール。飛距離が出る選手にとってはショートアイアンで狙えるホールになってしまったため、どうやってバーディーを取るかという、むしろ優勝争いでは伸ばしていきたいホールになりました。最近の道具の進化とともに選手のレベルが上がっていることを感じずにはいられないホールです。

No.18 373ヤード PAR4


17番ホールから一転、今度は左ドッグレッグのPAR4。グリーンやクラブハウスをティーイングエリアから見渡せるホールです。
ティーショットは右のバンカーのセンターから左狙い。以前までのセッティングであれば、飛距離の出る選手やフォローの風が強かったら左バンカーの右側からバンカー越えを狙えば良かったのですが、今年はそのようには行けなさそうです。フェアウェイがしぼられ、左ラフが以前のフェアウェイの場所まで入ってきています。ただ全く打てないわけではなく、バンカー越え、ラフからの距離感が難しく、残り距離100ヤードからでも簡単にはいけなさそうです。
フェアウェイから2打目を打つことができれば長いクラブを持つことはないのでバーディーチャンスの可能性は高いです。リードされていても最後まで分からない逆転もあり得るホールです。

練習日から暑くなり、体調を崩している関係者もいるかもしれません。これから暑さが徐々に増してくるので、練習の仕方が大事になってくるでしょう。
急に暑くなった今週はコース攻略だけでなく、体調管理のほうのマネージメントも大事になりそうですね!

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。