ツアー

Tポイント×ENEOSゴルフ 振り返り

先週はTポイント×ENEOSゴルフ

早いものでもう3試合が終わりました

例年、雨で中断やサスペンデッドのことが多い今大会

今年も週間予報だと雨
どうなるかと思いましたが、2ndラウンドで前夜の雨の影響でプリファードライのルールが出た程度で済みました

そんな中、優勝したのは青木瀬令奈プロ
優勝おめでとうございます🎊

54ホールボギー無しでの優勝!

以前から言っていることですが、その試合で優勝した人が1番優れていること、データはと言う問いで、ボギーが1番少ない人がほぼ優勝すると言うことを体現してくれました

今大会の総ヤーデージは6,400ヤード強とツアーでは決して長くないセッティング

飛距離が出る選手とは言えない青木プロが優勝するための条件の1つであるとは思いますが、今大会では2ndラウンドの9番ホールをパーで凌げたことが優勝に繋がったと思います

というのも前述の通りプリファードライのルールが出ていましたので、フェアウェイキープ率が高い青木プロにとってはボールを拾い上げて拭くことができ、プレースできるルールは有利だったハズです

しかし鹿児島高牧カントリークラブは北寄りの風になると、数ホール難しくなるホールが出てきます

そのうちの1つが9番ホール

北寄りの風というととアゲンストの風に

ディスタンスホールになっていたので青木プロの飛距離を確認すると198ヤード

ここから計算すると2打目ピンまでの距離は約190ヤード

ティーショットとほぼ同じ距離が残っており、しかもその日のピン位置はかなり難しいところ
2ndラウンドのホール難易度では3番目

2打目をグリーン左手前まで運び、絶妙なアプローチで1m少しまで寄せパーセーブ

私がハーフターンでその模様を見ていて、自分自身を良く知っている、自分のゴルフを徹底していると感じました

どのスポーツもパワーゲームの時代

ゴルフも同様
年々コースが長くなり、飛距離の出ない選手にとっては大変です

しかし今年の女子ツアー3試合終わって優勝者3人、どのプロも決して飛距離が出る選手ではありません

コースや条件が味方してくれたところもあるかもしれませんが、何を意味しているのか⁉︎

もともとゴルフは運のスポーツ
だと私は思っています

条件が揃うまで、自分の週になるまでコツコツと準備をしておくことしかできません

そんなことを改めて思わせてくれた大会でした

とは言っても観ているファンが喜んだり、驚いたりするのは自分じゃ真似できないようなパワーを駆使したプレーも1つあると思います

今の若い選手のガンガンいくプレーは嫌いではありません

実際、今大会の同組で初めてプレーを見る選手もいて良いなぁと思うところも沢山ありました

あとは結果を出すためにどうしたら良いのか⁉︎

やはり自分の立ち位置、ポジション、将来のビジョン、これらをしっかり把握、確認することが大事なことだと

私自身が色んなことをまた確認できた良い大会でした

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。