ツアー

明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフ

今週は2戦目、明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフです。先週のフラットなコースから一転、アップダウンの激しいコースの土佐カントリークラブ。今年のコース状況はどうなのか?いつも通り見ていきましょう。

No.10 544ヤード PAR5

ティーショットは打ち下ろし、2打目以降は打ち上げる右ドッグレッグ。ツアーでも難しいPAR5を覗いてみましょう。
まずティーショット。1Wでも良いのですが、2打目以降が打ち上げであり、距離的にも女子選手には2オンは難しい。そうであれば刻むことも考えたいところです。というのも、1Wであれば右方向、フェアウェイとラフの境目のコーナーへ打っていかないといけません。フェアウェイ真ん中方向で飛び過ぎるとフェアウェイでも左の林がかかってくることがあり、難しい2打目が残ります。ティーショット、2打目と右のOBが気になりますので、無理にティーショットから攻めなくても良いのでは⁉︎そのようなことを考えるとティーショットをフェアウェイウッドでする選手も多いでしょう。

2打目はグリーン近くまで行きたい気持ちもあるかもしれませんが、かなり狭いため多くの選手はエッジまで100ヤード少し残すクラブ選択になってくると思います。
3打目はフェアウェイからでないとバーディーチャンスにつけることが難しいでしょう。特に手前ピンのときはギリギリを狙ってショートすると20ヤードほど転がり戻ることがありますので気をつけたいところ。
ティーショット次第で2打目以降の狙い所がかなり変わってきますので、このPAR5の成否は、ティーショットの出来が大きいのかもしれません。

No.17 146ヤード PAR3

距離的には短いPAR3ですが、グリーン全体が左から右へ大きく傾斜しています。そのため風次第では止まりづらく、例年はスコアが動くホールとなっています。特に右サイドにピンがある場合は止まりづらく、左からのパッティングはかなり速く、難しいピン位置となっています。ただ今年はグリーンが柔らかいため、ピン方向を狙っても止まる可能性が高いため、そこまで苦労することがないかもしれません。

No.18 370ヤード PAR4

ティーショットは打ち下ろし、2打目は打ち上げるPAR4。そんなホールですが、トリッキーなホールが多い土佐カントリーですが、他のホールと比べると普通のホールに思うかもしれません。
ティーショットの狙い所はグリーン左手前バンカー。風次第ですが、アゲンストが強かったらもう少し左でも良いでしょう。
2打目は打ち上げるため、距離が残ったり、ラフからのショットは難しくなります。ただ先程も書きましたが、今年はグリーンが柔らかいこともあり、例年と比べるとそこまで厳しくはないかもしれません。

6228ヤードとツアーではかなり短いコース。しかしトリッキーなところも多く、苦手としている選手も多くいます。今年はグリーンが柔らかく、そこまでスピードが出ていないように感じます。そうなると例年よりスコアが出るのではないでしょうか?
先週から一転、スコアが出る大会になるかもしれませんね!

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ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。