ツアー

ダイキンオーキッドレディス振り返り

2022国内女子ツアー開幕戦、ダイキンオーキッドレディスが終わりました

開幕戦という大きな1試合でもあり、1/38という1試合が終わりました

選手、キャディーはどのような思いで過ごした1試合だったのでしょうか⁉︎

さて、そんな開幕戦の優勝は西郷真央プロ
おめでとうございます🎊

2020〜2021シーズンは7度の2位と優勝にあと一歩と優勝できるのかなと何度も思ったのではないでしょうか⁉︎

私個人の感想ですが、西郷プロの昨シーズンの戦いぶり、特に優勝争いでは、試合中にトップとなった瞬間、優勝したい意識が出て、ミスをしないよう守りに入り過ぎていた感じに見えていました

しかし、今回の優勝は5打差の8位タイスタート、最終組から2組前、強風が吹いた中のラウンド、周りがスコアを伸ばせなかったり、崩れたりということで “守りのゴルフ” というより “自分のゴルフ” に徹し、結果的に優勝となったのではないでしょうか

最近のゴルフツアーでは攻めないと勝てないとも言われています

しかし、ゴルフは自分以外のプレーヤーの “人” だけが相手ではありません
ゴルフ場という “フィールド” も相手となります

皆さん色々な考え方があるかと思いますが、私は良い結果を出すには “攻めることが” より “自分の器” を知ることのほうが大事だと思っています

先程、攻めないと勝てないと書きましたが、あるプレーヤーは攻めることができる技術があっても、違う他のプレーヤーの技術という器の範囲内では、その攻めることが無謀でしかないことがあります

そこで攻めなくても守りではなく、自分のやるべきことをやり遂げる攻めの行動なのではないかと⁉︎

自分の器にあった行動、行為

今回の西郷プロの17番のバーディーパットは“入れたい”というより“やりきる”ことに集中していたように見えました

当たり前かもしれませんが、“〜したい” 気持ちは色んなことを考えさせてしまいます

“入れたい”、“外したくない”など…

その結果、“緩む” ことで思い通りの結果にならないことがほとんどでしょう

周りのことより自分のこと、“やり切る” ことができ、緩まなかったことにより、周りの人たちには、攻めのパッティングしたというように結果的に見えたのではないでしょうか

強い選手が優勝できなかったときに良く言う言葉があります

“今週は私の週ではなかった”

自分自身のやれること全てをやっても勝てなかったときに聞く言葉です

自分よりも力がある選手がその技量を出したときには勝てません

だから自分の技量以上の勝負に対して闇雲に攻めてもどうなのかと思います

もちろん勝負には“運”と言うものもあります

今回は早い組でプレーしていたことも幸いしたでしょう

先にプレーしていたこと、ペアリングという “巡り合わせ” もありました

西郷プロは勝てないと思ったこともあったかもしれません

でもこの1勝でそんなことから解放されましたね!

そして多くの選手が流す “涙” がなかった初優勝

そんな姿をみると1勝目は単なる通過点としか思ってないのかもしれませんね!

昨年のあの安定感を考えると今年は何度優勝するのでしょうか⁉︎

今年のツアーは西郷プロに中心に展開されそうですね❗️

ecc

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。