ツアー

日本シリーズJTカップ

 
今週の男子ツアーは最終戦の日本シリーズJTカップ。
女子ツアーは先週で終了していますが、男子ツアーもとうとう最後です!
ここまでコロナ禍の中、ほぼ順調にどのトーナメントも開催できたのではないでしょうか⁉️
私は先週で終了、今週からお休みですが、やはり一言お伝えしようと思いました。

ということで今回は開催コースの東京よみうりカントリークラブといえばここしかない、18番ホールのみ見ていきましょう!
 

No.18 227ヤード PAR3

皆さんもよ〜く知っているPAR3。
私がもう何も伝えなくてもその難しさは皆さんが分かっているハズです。

しかしもう1度一緒に見てみましょう。


 
これはヤーデージブックにあるグリーンの傾斜表。
この表は傾斜の強さによって色分けされているのですが、普通は青色や緑色のところにカップが切られます。
通常の試合では赤色のところはほぼありません。
この18番はそんなホールなのです。
どこにカップ切るの⁉️って感じです。
ですからこのホールこそ手前から!上につけてはダメ❗️サイドにつけても無理と言っても良いでしょう。
初めてこのホールをプレーする選手に「奥の2メートルより手前の20ヤード」とは言ってもなかなか理解してもらえないのです。
練習ラウンドである程度は分かっていても、ここに出ている選手たちですからピンまで届くところまでいきたい気持ちが出てきます。
やはり試合で1回は失敗しないとその言っていることをしっかり感じてもらえません。
しかし優勝争いの場面、後ろの組から追う場合はそうは言っていられません。
行かなければいけませんし、スコアを落としてもいけない。
最終日に後ろの組からスコアを落とさずホールアウトできる選手の技術、精神力がどうなっているのか⁉️
そしてどのように攻めるのか注目です!
 

最終戦に出られる選手は今年のツアーの顔。
優勝者はもちろん、それ以外の顔ぶれを見ると優勝争いで敗れ、惜しくも逃した選手たちです。
やはり良い戦いをしてきたその選手たちも最後にビッグタイトルをと思っているでしょう!

今年は有観客

18番ティーイングエリアから逆光で見えるグリーン

そしてグリーンから見える景色

多くのギャラリーに囲まれドキドキしながら打つアプローチ、パッティング

今年最後の歓声は誰が浴びるのか⁉️

この大変な時期に支えていただいた皆さんに感謝しながら味わって欲しいですね❗️

 


ecc

 

ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。