今回は、ゴルフクラブがどのようにして誕生し、現在までどのように進化してきたのかを振り返りながら、1997年のタイガーウッズの凄さについて、ご紹介します。
まず、ゴルフクラブの始まりは各国で実施されていた、「ボールや小石を先端の曲がった棒で打って転がし、穴に入れるゲーム」で使われていた木の棒や杖ですあったとされています。
その後、1600年後半になって、オランダ貨物船の残骸から、木製のシャフトの先にメタルヘッドがついているゴルフクラブが発見されました。
これが現在で言われる、「アイアン」です。
この頃のアイアンは砂場からボールを掻き出すために使われたため、スコップに近い形状をしていたそうです。
そして、1965年にカーボンシャフトが登場し、1979年になると、アイアンのみではなく、現在のドライバーのような、メタルのヘッドが使用されるようになりました。
また、現在のドライバーの主流の素材となっている、チタンを使ったドライバーを世に送り出したのは1990年で日本のミズノでした。
では、1997年のタイガーウッズは何故すごいのか、ご紹介します。
それは、1997年には既に、軽量化されたカーボンシャフトが開発されていたのにも関わらず、ドライバーのシャフトは重量が110g以上ある、スチールシャフト(Dynamic Gold X100)で、マスターズを優勝したということです。
また、1997年のタイガーウッズのドライバーの平均飛距離は294.8ヤードで2位となっています。
現在のドライバーよりも、飛距離が出にくいにも関わらず、この平均飛距離を出して、マスターズを優勝したということを考えますと、現在も勿論のことではありますが、当時のタイガーウッズがどれほどすごいかが、お分かりになるかと思います。
そのため、1997年のタイガーウッズが、現在のドライバーを使用したら、どれだけ飛距離が出るのかは、個人的に興味があります。
少しマニアックな話となってしまいましたが、現在のゴルフクラブは数え切れないほどの種類と、それぞれにテクノロジーが搭載されています。
皆さんも、多彩なゴルフクラブの中から、現在だからできるゴルフクラブ選びをして楽しんでみてはいかがでしょうか。
以上、ゴルフ部一回生の伊藤でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。