ツアー

日本プロゴルフ選手権

今週のツアーは男子が日本プロゴルフ選手権、女子は資生堂アネッサレディスです。
私は2週間お休みしていました。今週から復帰です!。そして今週は男子ツアーのほうに来ております。

日本プロの会場はは日光カンツリー倶楽部。2003年に日本オープンが開催されています。それ以来のツアー開催ではないでしょうか?
私も初めて回るコース。どんな感じか一緒に覗いてみましょう。

 

No.10 518ヤード PAR4

 

一般営業ではPAR5。それをPAR4として使用されます。

まずティーショットですが、フェアウェイに行かないとパーで上がるのは難しそうです。右ラフへ行ってしまった場合、2打目は前方の高い木が邪魔になり、グリーンを直接狙うことが難しくなる選手もいるかもしれません。

一方、左サイドは林で木の枝が邪魔になり、普通に打てることがほとんどないでしょう。更にティーショットでは、左のOBが近く気になるのではないでしょうか。
2日間ある予選ラウンドでは必ずどちらかはスタートホールになります。最初からかなりタフなホールですが、ダブルボギーやトリプルボギーなど大叩きせずスタートし、上手く流れに乗っていきたいですね!

 

No.14 350(330)ヤード PAR4

先程の10番ホールと打って変わって短いホール。距離的にはバーディーが欲しいホールですが、何があるのか⁉️詳しくみてみましょう。

まずティーショットですが、ティーイングエリアに立ってみるとアイアンやフェアウェイウッドなどで刻むことを考えるでしょう。そのあたりのクラブだともみの木がターゲットなのかなと思います。

しかし230ヤード前後をそのもみの木狙いで刻んだ場合、右に行ってしまうとラフへ行く可能性がかなり高くなり、しかも飛び過ぎてしまうと

この木の近くへいくと

上は場所によっては厳しそうです。

このような感じで邪魔になることが…
それなら左方向に打てば良いのでは⁉️となりますが、ティーからの写真の通り左は林です。長いクラブで狙うほど木の枝もかかってきます。ドローヒッターならまだ良いですが、多少はフックをかけないといけない状態です。また左側にあるOBが近いのでそのあたりも注意しないといけません。

とはいえ飛距離が出る選手なら1Wでティーショットすればグリーン近く、また前方のティーを使用された場合はワンオンも可能!
ティー、ピン位置、風、そして選手、キャディーの考え、また展開によってティーショットからのクラブ選択の違いが出てくるでしょう。
このホールのティーで何で打つのか観戦していても面白いかもしれませんね!ただPAR5の13番ホールの2打目の打球には注意が必要ですが…。

 

No.16 225(207)ヤード PAR3

今週のPAR3は全て200ヤード越えと少し長め。そんな中、最後のPAR3を見たいと思います。

グリーン周りは、全方向にバンカーがあります。このホールのグリーンも日光カンツリーの特徴かなと思われるぐらい多い、グリーンセンターが高く、周りが低いお椀型。

なのでピンのサイドに行ったほうが上りのラインになります。どんなコース、どんなホールでもクラブ選択などに迷ったときはセンター狙いが良いことが多いのですが、このホールのような場合はどうなのでしょう⁉️ グリーン周りのバンカーやピンサイドからのアプローチが上りになるということで果敢に攻めたほうが良いということがあるかもしれません。

ただラフの状態やバンカーの砂の硬さなど色々ありますので簡単にはいかないかも⁉️
パッティングも山、丘陵地帯にコースがありますからグリーンの傾斜が読みづらく、首を傾げるプロもテレビに多く映されるかもしれません!
そんなこのホールには

ん、ん、K18⁉️
18金❗️

ホールインワンで18金のパターが貰えるみたいです!
普通は飾るけど貰った人はあえて使って欲しい(^_^;)
てもショットで入る人はつかわずに済む⁉️
ということでココにも注目です!

 

今週はフェアウェイが狭いなと言うよりコース幅が無いかなと。特にインコースは左側にOBがあるホールが多く、しかも近いので注意が必要。OBで思いもよらぬ展開もあるかもしれません。

なのでいつも通りティーショットでフェアウェイをキープすることが当然大事ですが、フェアウェイもアンジュレーションがあり、この傾斜も頭に入れてティーショットをする必要があります。

フェアウェイに行ったと思ったのがラフへ行ったり、その逆もあるかもしれません。ラッキーなのか⁉️アンラッキーなのか⁉️それは分かって打った選手だけしか分かりません。

それも含めて今年のプロゴルファーNo.1決定戦なんですね❗️


ecc
ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010年からは丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2024年は阿久津未来也プロ、宮里美香プロ、佐藤心結プロを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。