今週のツアーは男子は関西オープン、女子はフジサンケイレディスクラシックです。
私は仲宗根澄香プロのキャディーで女子ツアーに来ています。
なので今週は皆さんも良く知っている女子ツアーの開催コース、川奈ホテルゴルフコース富士コースを覗いてみます!
No.15 416ヤード PAR4
おそらく皆さんは次の16番ホールから良く知っているかと思いますが、このホールも気になるホールです。
まずティーショットですが、見えている右のバンカーは避けなければいけません。
アゴが高いので2打目でグリーンを捕らえるのは厳しい可能性が…。
なのでティーショットは少し左過ぎるかなと思う程度の左に打っていったほうが良さそうです。
2打目は打ち下ろしているのですが、グリーンまで150ヤード付近からはわずかにピンフラッグが見えるかどうかの状態です。
打ち出す方向が分かりづらいので、選手、キャディーともにグリーン方向へ歩いていき、ピン位置をしっかり確認してから2打目を打つことが大事になります。
グリーンの奥、左側が大きく下っていますので、距離が合わないのであれば無理せず手前から攻めていきたいホールです。
ちなみにこの15番ホールからは
富士山が見えます。そして後ろを振り返れば
16番ホールをグリーンまで見渡せます。
試合中はこんな景色を余裕を持って見られるのでしょうかね⁉️
No.16 480(470)ヤード PAR5
左側が海、ティーショットは打ち下ろして2打目以降は打ち上げるPAR5。
景色を楽しむには絶好のポジション。
映えますね❗️
しかし風が吹くと選手たちはそうは言っていられません。
右にバンカー、左にレッドペナルティエリアである海。
やはり気になります。
当然フェアウェイにあることを望みますが、何とか打てるところにあって欲しいですね!
2打目はフェアウェイにあれば距離的には2オン出来る選手が多いと思います。
ただ2打目地点はいくつかマウンドがあり、場所によっては左足下りの場所もあります。なので刻むこともあるでしょう。
グリーンも全体的にフラットなので2打目でグリーンを狙うショットは奥に転がりやすいですね。
ですからグリーン奥からのアプローチも勝負の分かれ目になりそうです。
(No.16グリーン奥からの景色)
No.17 172ヤード PAR3
グリーンが小さく打ち上げのPAR3。
グリーンに乗ればOK、本当に少しだけグリーンオーバーも悪くはありません。
行き過ぎると左下がりのライから下りのアプローチになりますから易しくはありません。
一方グリーン手前はと言うと
かなりの傾斜ですが今年は途中で止まってくれそうです。
とは言っても簡単ではありませんが、ここからならパーを拾える選手は多そうです。
男女どちらのツアーでも歴史に残る名場面が数多くあった場所です。
今年はどんなドラマがあるのでしょうか⁉️
No.18 395(380)ヤード PAR4
グリーンまでずっと打ち上げのPAR4です。
前回大会より1つ後ろのティーを使う可能性もあり、さらに難しくなりました。
まずティーショットですが、写真にあるようにエッジまで100、150ヤード距離表示の方向に打っていくことになります。
フェアウェイも馬の背のようになっているので右に行けば右へ、左に行けば左へ行く傾斜になっています。
なので実際のフェアウェイ幅より狭く感じます。
2打目は飛距離が出ていないとフェアウェイからは左足下りのライから打つこともあり、打ち上げのこのホールで距離感を合わすのが難しくなります。
またラフからもこの時季になりフライヤーすることも計算しないといけなくなるため、距離感が難しくなります。
そしてまた難しくしているもう1つの要因に
グリーン手前にあるこの“アリソンバンカー”です。
このようなことを考え、どう攻めて、どう守るか、難しいホールです。
やはりこの最終ホールもドラマがありそうですね!
ゴルフをするのに良い季節になりましたが、それに伴い芝も元気になってきました。
これからはショット、パターそれぞれの技術に加え、ライの見極めがさらに大事になってきます。
そしてそのジャッジに対してどう打つのか⁉️
本当の総合力が試される試合になりそうですね❗️