東京築地
あの大きな活気あふれていた築地市場が暫く見ぬ間に整地されていて跡形も無くなっていたのに、驚きと時間(とき)の流れ、一抹の寂しさを感じながら向かったのは、東京築地、聖路加病院近くにある
鮨 桂太
一歩店内に足を踏み入れると木の香りと白木のL字カウンター
並ぶと備前焼の器
コーナーに一さされている名もなき路傍の花
大きく作らず昂らず、素のままの親方の気持ちや姿勢を投影しているかの如くの造りに先ずは感動
そしてカウンター角に陣構え、ビールから・・・
サッポロラガー中瓶
そして一品目は
ホウボウ
美しく美味な白身
サバ ガリを挟み海苔で
海の香りとパリパリの食感
鯖の〆加減
中央に置かれたガリのインパクト
素晴らしいバランスと加減です
シャコ
今年最後のシャコです・・・と親方
短く刈られキレイに整えられた髪型、美しい指先
柔らかな丁寧な物腰
鮨屋の親方の理想ですね
私の✨
タラ白子
出来れば、ひと口で召し上がって頂きたいです。其れが一番美味しい食べ方だと思います、と親方
私もそう思います
濃厚クリーミーでも臭み澱み全くなく、素材選びと下処理、火入れの加減、絶妙な焼き目を付けることにより仕上げるタラ白子
美味也
サッポロラガー中瓶二本空けて、日本酒へ🍶
辛口冷や
播州一献🍶
そして
山椒オイル漬け牡蠣
実山椒をオリーブオイルで漬け、何とも言えない香りの山椒オイル
其処に牡蠣を・・・
コレは初めての出会いでしたが衝撃的に美味かったですね
自宅でも出来ますから挑戦
ですね😋
出会いはスローモーション
タコ煮
頑なまでに食感と歯応えを堪能してください
アゴ筋使って!
を訴えかけてきます
噛むほどにタコの旨味が・・・からの
カワハギ肝和え
150キロ直球後の120キロのスローカーブ
全盛期の中日ドラゴンズ今中慎二投手彷彿させる、この緩急と投球術
見事に打ち取られバッターアウト
ニギリへ・・・
マグロ赤身
ここから来ましたか
あの上質な本マグロ赤身だけに感じある、微かな酸味と鉄分
美味也✨
コハダ
大ぶりなフォルム
最近のシャリコマ持て囃される流れに一石を
これぞ江戸前
豪快で切符の良い親方の全てが反映された一品ですね
銀座の太一とヤハリ同じ、鮨道に生きる職人としてのブレない筋と姿勢
涙出てきますね、嬉しくて
美味しくて
楽しくて
マグロ中トロ
スミイカ スダチと塩で
涼風が口中を
煮ハマ
イクラ
サワラ
車海老
サバ
北寄貝(ホッキガイ)
ブリ
ネギ、大葉などを刻んだ薬味を包み、良い加減に寝かされ旨味が最高位に昇華されたブリが此の峻烈な薬味を包み込み口内でせめぎ合い、シャリも参戦してからの予定調和
美味也✨
アナゴ
舌上にセット
上顎で軽く圧かけると、フワフワ、真綿雪の様に何処かへ溶けて行きます
「ありがとうございました。以上で一応終わりですが、お腹の具合いかがでしょうか?食べたいものありましたら何でも仰ってください。」
と、親方
マグロ赤身、ブリ、コハダも、〆には干瓢巻き(かんぴょうまき)もお願いしたかったですよ
しかし、初めて来店させて頂いた鮨 桂太
正直申します。私的に今年行かせて頂いた中で一番全てに於いて感動満足した店でした。
だから、今日今晩お腹一杯にして満たされるより、楽しみを次回にとって置きたい・・置きたかった。
サッポロラガー中瓶二本
播州一献四合🍶
お任せでお腹も心も満たされ諭吉二枚
CPも格別でした。
築地市場も無くなり豊洲市場へ
しかし、築地には鮨 桂太があるじゃないか
東京都中央区築地6-6-4
03-6264-2234
定休日 月曜日
要確認・予約
226店目
今宵も楽しゅうございました✨