今週の女子ツアーはニトリレディスで今季3戦目。
まだまだ残暑が厳しいところが多いですが、今週の開催地である北海道も昼間は暑さが残るものの、朝晩は涼しく快適です!
では今週も無観客試合ですので中継ホールと思われるところを見ていきましょう。
No.1 405ヤード PAR4
池や少しドッグレッグしているホールが多い印象のある小樽カントリー倶楽部。その中では数少ないストレートのホールです。
難易度としてはそこまでではないと思いますが、やや距離がありますので昨年までのデータで見ると難しい方になります。
ではティーショットから見てみます。
フェアウェイを捕らえられれば当然問題ありません。ただ気をつけるところとすれば、飛距離が出ない選手は左のラフにあるエッジまで176ヤードの木、飛距離が出る選手は右ラフにあるエッジまで131ヤードの木に注意が必要かもしれません。
グリーンの傾斜も左奥から右手前への傾斜があります。飛距離の出ない選手は花道から傾斜で止めることを考えるとティーショットはフェアウェイにあるに越したことはないですが、左より右ですよね。
反対に飛距離が出る選手は右の木が邪魔になる可能性が高いので、左ラフのほうが良いかもしれません。左ラフからでも距離が短いでしょうからパワーのある選手ならグリーン上には止められるハズです。
小樽はラフにある木や高い林が打ちたい方向を遮るのでその辺りのことは注意が必要です。
次々に難ホールが続く小樽ですから ”スーッと” 1番ホールを通過したいですね!
No.16 420ヤード PAR4
小樽と言ったらこのホールになるぐらい、このコースをラウンドされたことがある方、メディア、選手など皆さんの記憶には必ず残るホールですよね!
人は易しいことより難しいことのほうが記憶に残るってことです。
まずティーショットですが、狙いはフェアウェイ左サイド、少しぐらいなら左ラフはOKです。右ラフはNG❗️
中継でおそらく選手の後方から映されていると思いますので、カメラの感じとしたら、左サイドはテレビ塔までなら大丈夫です。こちらの写真にはありませんが…。
左にあればある程度のところはグリーン方向に打てます。
しかしフェアウェイでも右サイドはNGなところが多いです。林の上からグリーンを狙うということよりボールを曲げてグリーンを狙うことになる選手が多いかもしれません。
飛距離が出る選手ほど林に近づいてしまうので2打目が難しくなります。
そうなってしまった場合は無理せず3打目勝負、パー狙いでボギーは仕方ないということになりそうです。
ダブルボギーなどなってしまったら1ホールではほぼ戻せない状況です。そうさせないよう注意したいですね!
2打目は欲との戦い、ただ逃げ過ぎても3打目が難しくなります。しっかり決断してそれを実行出来た選手に良い結果、ご褒美がありそうですよ❗️
No.18 405ヤード PAR4
昨年よりティーイングエリアが後ろに下がり、一昨年までのように難しいホールに戻ってしまいました。
そのことにより、ティーショットで右のバンカーが効いてくるようになりました。昨年は左コーナー狙いで打って、少しラフに入ってもグリーンを狙うことが出来ましたが、今年は左ラフからグリーンを狙うことが厳しいです。そのため左ラフに入れたくないですから右バンカーに入ることが多く見受けられるのではないでしょうか⁉︎
右バンカーからは距離があり、グリーンを狙うことも難しくなることもありそうです。
どちらも難しい…。
このホール、このコースだけではないですが、今週はティーショットがとても大事。ミスしてしまった場合は本当にコースマネージメントで差がつきそうです。
心身ともに力がある選手しか上位に来ないでしょう。
ちなみに風の強かった練習ラウンドでは2打目をフェアウェイウッドで何とかグリーンに乗せられたという選手が多かったです。風が強く吹くことが多い小樽ですからやはり厳しいホールになりますね!
今年は例年と比べラフが短く、易しい印象。それでもラフはラフ!
池やバンカーなどが絡んでくると難しい。距離感を合わせるのは容易ではありません。やはり実力者が勝つのか⁉️
今週から在留資格があった海外選手たちが、14日間の隔離期間を終え徐々に増えてきます。
また今週からから4連戦となり、顔馴染みの実力者が参戦しツアーらしくなっていきますね!
今週もファンの皆さんはコースに来られませんが、選手たちが素晴らしいプレーを画面の向こうに届けてくれますよ👍