ツアー

ファイナルQT1位通過できました!(裏話)

皆さんこんにちは!

キャディの野村拓矢です!

カシオワールドオープンを終えた後、私は茨城県に向かいました。 12/5〜10の6日間、行われる『ファイナルQT』の為に。

そこではカシオで、1打足らずにシードを逃した韓国の『チョミンギュプロ』のキャディをする事になりました。  カシオの最終日が終わり、ミンギュプロがロッカーでファイナルQTに出場するかしないか凄く悩んでいました。日本ツアーも約10年以上シードを持っていたミンギュプロ。 ゴルフ場で会うといつも声をかけてくれ、お世話になっているミンギュプロの為にもQTでキャディをしたいと言う気持ちがあり一緒に頑張りましょう。との事で、急遽決まりました

ミンギュプロ10年振りのQT。しかも開催コースも10年前と同じだと言う偶然。得意イメージはあったそうです。

1日目 65(-7)

2日目 67(-5)

3日目 66(-6)

4日目 62(-10)

5日目 65(-7)

5日目を終えてなんとTotalスコア-35!!!!

4日目には10バーディの62で回りました。5日間で36バーディの1ボギー。正直、無敵でした。 2位とも9打差。

最終日の朝、行きの車で『たくちゃん、今日はTotal-40アンダー以上は出そう』とミンギュさん。2人の目標はそこを目指してスタートして行きました。

同じ組で9打差もあった、韓国の『パクウンシン』プロが絶好調。朝から3連続バーディ。 後半を終えて9打差あった差がなんと3打差に。  5日間で36バーディ、1ボギーだったミンギュプロもまさかの前半で3ボギー、ノーバーディー。 正直、私もミンギュプロも焦りました。

 


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9打差からの逆転負けは絶対に嫌だ。選手も私も思っていました。

1打差まで追い詰められて、

17番ホール『PAR3』 ピンまで193ヤード

最初にパクウンシンプロのティーショットピン奥4メートルに!。そしてチョミンギュプロ、その内側2メートルに!お互いバーディチャンス!

先にパクウンシンプロが下りの4メートルを決めバーディ。プレッシャーのかかる中ミンギュプロも2メートルを見事沈めバーディ!!

1打差のまま最終ホール、パクウンシンプロはボギー、ミンギュプロはバーディで上がり結果トータル-35アンダーの3打差でトップ通過となりました!

ミンギュプロも決して9打差あるからといって気を抜いたわけではありません。結果としては勝ちましたが、なにがあるかわからないのがゴルフ。

私は素晴らしい経験をさせて頂いたチョミンギュプロに感謝です。

以上キャディの野村でした!

 


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ABOUT ME
野村 拓矢
1994年3月20日生まれ。 広島県広島市出身。キャディ8年目。 通算4勝。 通称【のむたく】 ツアーでのあだ名【小学生】 2015年(大学4年時)に沖野 克文(広島出身)プロ、浅地洋佑プロのキャディをきっかけにツアーキャディの道へ。 約3年間、韓国のSHキム プロのキャディを務め、2017年では、韓国ツアーで2勝を挙げ韓国ツアー賞金王に導く。 2020年には稲森佑貴プロと日本オープン優勝。 2023年は稲森佑貴プロ、浅地洋佑プロ、高橋彩華プロなどのバッグを担ぐ。