皆さま、バッテラ
ご存知でしょうか?
鯖の棒寿司、関西ではバッテラと言うのですが、そのバッテラ発祥の地が
大阪は、大阪天満宮前にある
寿司常(すしつね)
なんです。
新幹線など駅の構内、空港売店、町の定食屋でも気軽に食べられ愛されているバッテラ
寿司常が発祥の地
今から120数年前、大坂は南船場の順慶町にあった鮓常、主人の中 恒吉さんが当時豊漁だったコノシロを二枚におろして片身を押し寿司にし、コノシロ尻尾の方が細くなり、ボートのような形をしていることから、ポルトガル語でボート、舟を意味する
「バッテーラ」
と常連さんが命名し、今のバッテラに至ります。
安土桃山時代時代に伝わったポルトガル語のカステーラがカステラになった経緯と同じですね🇵🇹
当日は北風吹き、本格的な冬到来を感じさせる寒い日でした。
昼食時、ゴールデンタイム前の11時10分、一番乗りの客でした
以前から食べたかった、寿司常の活けアジの棒寿司
活けアジ棒膳を注文しました。
小鉢、赤だしつき、1900円(税込)
ご主人の石川里留(さとる)さん、奥様は三代目恒次さんのお孫さんにあたります。
ご主人が目の前でする山葵、見ただけでパリパリ食感、香ばしさを想像させる海苔に、酢飯を布で整形していく、見事な手捌き職人技
「長崎は佐世保のアジです、お待たせしました!」
の声とともに
ヌメってとして色気を感じさせる、アジの姿を初めて見ました。
こんな妖艶な姿に・・・
品の良い脂ののり
少し硬めのシャリに絶妙な酢加減
山葵の香りと焼き海苔のパリパリ感と磯の風味が口中で主張し合うも溶け合う
ローリングストーンズ ですね🎸
百聞は一見に如かず
大阪天満宮前、落語寄席の繁昌亭(はんじょうてい)の目の前に寿司常はあります。
商都大坂の古き良き失われて久しい浪華の趣きを感じさせてくれる場所にあります。
店では活けアジ棒寿司を食べて頂き、お土産には、舟形した木型で整形する、バッテラを、、オススメさせて頂きます。
寿司常、楽しゅうございました✨
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