今週の男子ツアーはパナソニックオープンゴルフチャンピオンシップです。今年は兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部で開催されます。東広野では過去3回トーナメントが開催されていますが、それぞれ −5、−10、−17と優勝スコアがかなりの開きがあります。コースコンディションが違っていたのでここまでの開きがあるのでしょう。
今回はどうなのか⁉︎ そのあたりも見ながらコースを覗いてみましょう!
No.3 183(165)ヤード PAR3
選手、キャディーの中では東広野ゴルフ倶楽部と言ったら最初に思い出すホールの1つではないかと思います。
かなり打ち下ろし、また池に囲まれているので距離感が大切になります。池に囲まれていますからミスをするとすぐスコアを悪くしますが、それほど長いクラブを持たないのでこの大会に出場している選手ならそこまで難しくないのではと思われるかもしれません。ですが、何故みんながこのホールを思い出すかと言うと、風が読みづらい。と言うより読めないことのほうが多いのです。
写真でもお分かりのように、グリーン奥には林があり、ティーで感じている風とピンフラッグのなびいている向き、また上空も方向が違うのです。なので選手自身の手応えと違う結果になることもあり、選手、キャディーはドキドキしながらグリーンに届くまで見守っています。とりあえずグリーンに乗ればOK、池に入らなければボギーでは収まりそうかなと…。こんな弱気ではいけませんが、そんなことを考えてしまいます。
このホールで皆さんもドキドキしながら観てみては⁉︎ 最初に打つ選手だけではなく、最後に打つ選手まで気が抜けませんよ!
No.16 395ヤード PAR4
今週の東広野ゴルフ倶楽部のセッティングは7,058ヤード PAR71と最近のトーナメントとしたら距離はありません。ティーショットを1Wで打っていったらグリーンを狙うショットでは短いクラブを持てます。
しかし今週のラフは
こんな感じの長い所が多く、ティーショットではフェアウェイをキープし、PAR4なら2打目、PAR5なら3打目をしっかりグリーンに乗せることが大切になります。
この16番ホールの距離なら1Wでのティーショットが成功すればウエッジでグリーンを狙えます。
ですが、右ラフへ抜けてしまうと
右の木々が邪魔になったり、池まで行ってしまう可能性があります。
では左へ行ってしまったら
1Wのティーショットだとこの木の先に行くので大丈夫だと思いますが、フェアウェイをキープすることを考え、フェアウェイウッドやロングアイアンでティーショットをした場合に左はこの木がかかる可能性があります。
なので多くの選手は右へ抜けないクラブ選択になるのではないでしょうか。エッジまで130〜140ヤードほど残る2打目を選択すると思います。今週はグリーンが柔らかいので多少距離が残り、長いクラブで打っても止まりやすいです。
しかしグリーン手前は
ショートした場合は刈り込まれているのでグリーンから遠ざかり、また奥も
刈り込まれいますから難しいアプローチが残っています。距離を合わせるためにはとにかくティーショットで “フェアウェイをキープすること” が本当にとても大切になってきますよ!
16番ホールに限らず、多くのホールでティーショットを刻む選手が多いと思います。僕の中では今週は “250ヤードのティーショットの精度” がカギを握るのではと思っています。
こんなことを言っても選手の中にはどうせラフからのショットになるならグリーン近くへ行ったほうが良いから、ほとんど1Wでいくという選手もいるかもしれません。
このように選手、その日のティー、ピン位置によってそれぞれの戦略が出てくるので良いコースなのでしょう。
今年もパナソニックオープンはいつもの静かなゴルフ場らしくない、ギャラリーがワイワイ盛り上がる、ザ・ギャラリーホールがありますよ!
それは17番ホール。おそらく予選は200ヤードのティー
決勝ラウンドでは134ヤードのティー
を使用するのではないでしょうか。
決勝ラウンドではバーディーをガンガン狙わせる感じにするのでしょうね!
いつもの試合とは違うトーナメントではないでしょうか!ずっとここにいて観戦してみてはいかがでしょう⁉️