ツアー

何故か、殆ど中継されなかった小平選手の快進撃!

 

殆ど中継されていなかった小平選手の快進撃!

PGAツアーで5人目の日本人優勝者となった小平選手、最終日6打差からのスタートの優勝は本当に素晴らしいものでした。

僕はマンハッタンの自宅でテレビ中継を見ていましたが、欲求不満のかたまりでした。

というのは、小平選手を全然映してくれないんですよね(怒)

出だしの3ホールで連続3バーディー取ったにも関わらず、リーダーボードの数字だけが変わっていくだけで中継には出ませんでした。最終組のポルター、キム、リスト選手は常にフォローされていたが小平選手の快進撃には見向きもせず。

ツアーメンバーでないからなのか、又は勝つなんて思ってもいなかったからなのか、完全に無視されているようで見ている立場で言うと不満だらけでした。

14番のパー3でグリーンを外し、外から安全策をとってパターで打った難しいショットがカップインした映像は入ったから映したという感じでしたが、その時点でも「これはコデーラにとってラッキーなボーナスだ」の一言、この時点で首位と2打差なのに優勝戦線に絡んでいるような口調もなく、淡々と先週のマスターズで28位に入った日本ツアーの選手くらいの説明だけでした。

おいおい、小平選手ノリノリで行くぞ!と個人的には思っていたのですがね。

その次の15番パー5、バーディー決めて1打差!とうとう今まで黙っていたコメンテーターから、可能性はゼロではない位の発言がでました。違うだろボケ!大有りだろっと一人で興奮していました。

そして17番のパー3で痛恨のボギー、辛口のコメンテーターからは「彼は勝とうとしていない」と侮られていました。

そして18番のセカンド、非常にラッキーなショットでした。本当に明暗を分けた一発で、ハザードに入ってもおかしくないショット、キックが良くグリーンオン!バーディー外すも12アンダーで終了、クラブハウス・リーダーとなった。

その快進撃の裏では、中継をほぼ独り占めしていたKIM選手が上がりの15・16・17番ホールで3メートル以内のパットを連続して外し、ボギー・パー・ボギーとし12アンダーまでスコアを落とし小平選手と並びました。

17番の1.5メートルのパーパットを外したとき、クラブハウスで待機している小平選手の映像が流れましたが、驚きの表情そのものでした。

最終ホール、KIM選手は最高の位置にセカンドを落とし、1.8メートルのバーディーパット(ウィニングパット)を残しました。

PGAツアー通算2勝しているKIM選手、まさか4ホール連続でショートパットは外さないだろうとコメンテーターは言ってましたが、まさかのミス、プレイオフ突入となりました。

ここでやっと小平選手がフォーカスされるようになりました。

最終日、殆ど放映されていなかった小平選手、ここで全米の皆さんにお披露目となりました。

昨年日本女子ツアーの古閑美保選手と結婚したこと、日本ツアーのQスクールを三度目にして通ったことなど色々な情報をかき集めてレポートし始めました。

夢に見ていたPGAツアー参戦の切符を目前にしていた小平選手ですが、落ち着いた雰囲気でプレイオフ開始。

最初のホールは小平選手有利に見えたが、パット入らず。2ホール目は逆にKIM有利に見えたが、小平選手が耐えてドロー。

プレイオフ3ホール目はの17番パー3、KIMよりも遠くからのロングバーディーパットを決めてガッツポーズ!

続いてKIMが5メートルのバーディーパットを外し、小平選手が見事にPGAツアー初優勝!

本当におめでとうございます!

これからのPGAツアーでの活躍が楽しみです。

僕も早くプレイを見に行きたいです。

ガンバレ、小平選手!!!

 

 

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ABOUT ME
フランク 早川
1963年1月17日生まれ。 1978年単身アメリカに留学。 1986年ラ・サール大学理学部生物学科卒業 1987年 鐘紡株式会社入社 1992年Kanebo Information Systems Corp. (USA) 出向 2000年 同社社長就任 2007年 ニューヨークにてDouble Eagle Solutions(IT Consulting会社)起業現在に至る ゴルフ歴25年、とにかくゴルフをこよなく愛しています。週末は必ずゴルフをしないと震えがくるゴルフ依存症の54歳、40台の頃はニューヨークで五本の指に入る腕前で今でも多くのアマチュア大会に参戦している。現在のハンデは7と低迷しているが、ニューヨークのアマチュアゴルフ界では知らないものはいない存在。 過去10年は、PGAツアー並びにUSGA Championshipにてスコアラーのボランティアにも力を入れており、FedexCup Playoff、PGA Championship、US Openの上位グループのスコアラーも任されるようになった。 クラブフィッター、ティーチングプロ、ローカルPGAプロ、スポーツセラピストとの交友も深く、常にゴルフ関係の動向にアンテナを張って生活している。