全英の歴史の一部と言っても過言ではないスターター・アイバーロブソン氏(74)が、
今回限りでその立場を去ることに・・・
あの歯切れのよいクリアーな声と独特なトーン。
「ケンイチー クボーヤー!」
「マッシー クラモート!」
今でも耳の奥底でコダマしている。
私も一回ぐらい「ヒロユキー ワタナーベ!」と、コールしてもらいたかった。
最終日に、グループ3人のティーショットを終えたあと、
一人こっそり歩みより、「サンキュー」と言って感謝の意を込めて握手。
朝から夕方までトイレもほとんど行けず、
雨の日も風の日も41年間スタートティーにいた彼。
握手した彼の手から、長い歳月と全英の歴史を少しだけ感じとることができた。
そんな歴史の重さを感じながら、トロフィーの重さを知る。
(プロアマのとき、ちょっとだけ拝借してパシャリ!日本人キャディーで持ったのは私だけ?!)
イギリスをあとにする前に、全英は全英だけど、
ゴルフの聖地ではなくテニスの聖地・ウィンブルドンにも足を伸ばしてみた。
全英ゴルフと違って、芝が青くフサフサしている。
今度は私もこの地を目指してみるか!
錦織圭のテニスブームに乗っかって、
「エアーケイ」
ならぬ
「エアーナベ」
伝説のテニスプレーヤーの像の前で勝負を挑んできた。
またいつかはこの地に戻ってくるだろう!
こんな私を嘲笑うかのように、ロンドン・ピカデリー前で、
志村けん似の変なおじさんが、工事用の赤いコーンに穴を開け、
トロンボーンのような綺麗な音を奏でていた。
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