プライベート

プロゴルファーのスキートレーニング

 

久々に冬の北海道

スキーせずには帰れない。

倉本プロが余暇を兼ねてスキートレーニングを行っていたので、そこにちょっとお邪魔した。

今回は夕張にあるマウントレースイ。
ここのバーンは基礎スキーをトレーニングするのにもってこいの斜面と広さ。

「スキー = 怪我」と結びつけてしまいがちだが、ゲレンデルールを守り、レベルにあった滑りをすれば、自然と体幹を鍛えれるスポーツはなかなかない。

現に倉本プロ以外にも、中嶋プロや芹澤プロ、藤田プロもトレーニングに取り入れている。

ここ夕張マウントレースイの凄いところが、終着駅の目の前がホテルで、そのホテルがスキー場と直結しているところだ!

そのホテルの横には、温泉施設もある。

リフト券を倉本プロに買ってもらったのだが、倉本プロはリフト券売り場の人に何故か免許証を見せている。

プロゴルファー割でもあるのかと思いきや、
なななんと

「シニア割」

プロゴルフ界でもシニアだが、世間でも立派なシニア扱い!

まー、この筋力を持っていてシニアというのが納得はいかないが61歳。

仕方がない。

いざ滑り出すと、やはりシニアの滑りではない。

不整地からの整地へ
斜面変化の滑りを動画でどうぞ!

見てわかるように、撮影しているのに、全く止まらない。
携帯のズームアップの限界も考えたらわかるハズなのに止まらない。

そして速い!

まるでゴルフと一緒!

次はショートターンを撮影させてもらった。


今度は安全に不整地


これだけ見ればわかるように、ハッキリ言って上手い!

それも当たり前。

倉本プロは、日本プロスキー協会の指導員の資格を持っている。

皆さんには裏口じゃないの?
と思われがちだが、一般の中に混じって合宿し、テストを受けて取ったというからこれまた凄い。

最後に私の要望で、
「インストラクターらしい綺麗な滑り」
を撮影したのが次の動画である


確かに滑りは綺麗で滑らかにはなっているが、相変わらず止まらないでリフト乗り場まで行ってしまったので、私に言わせてもらうと失格である
(笑)

こんな倉本プロではあるが、プロゴルファーらしいと思うのが、
滑りの中で、ストックを突くことはほとんどしない。

なぜなら、突いた衝撃で肩を痛めることを避けるためだ!

さすがだ!

そんな横でキャディの私はガンガンこぶを攻め、ストックを突きまくり。

全くプロ根性なし。

これまた失格。

この日のマウントレースイは風が強かった。

こんな速く滑る倉本プロが、ポツリとぼやく。

「風がアゲンストでスピードが出ないな!」

ですって!

スキーをしていても風を気にしていて、それを「向かい風」と言わず
「アゲンスト」と言ってしまうところが、ほんとゴルフが抜けきれていない。

このお方には、「ゴルフ」という言葉と、「スピード」しかないんではないかと心配になる。

そこをいくと私は違う。

ゴルフの時は、冷静沈着!
スキーの時は、アグレッシブに!をモットーにやっています。

最後に、
日本のトップスキーヤー 海和さんと倉本プロのスキーをお楽しみください。

最後に、
日本のトップスキーヤー 海和さんと倉本プロのスキーをお楽しみください。

https://youtu.be/AhZeYf7ee0A

あの時代は良かったな~

 

 

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ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。