プライベート

トム ワトソン「最後のマスターズ」

 

私が「トム ワトソン」のショットを初めて見たのが、全英シニアでターンベリーに行った時である。

練習場でバンカーショットをしている「おっちゃん」がいて、妙にこの人ピンにテンポ良く打っているし、全てが絡んでるな~!と思って近寄ってみると、それがトム ワトソンだった。
そんなトム ワトソンと倉本プロは仲が良い。

トム ワトソンの出身地、2006年、カンザス州でアメリカシニアツアーが行われた時のことである。

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カンザスと言えばアメリカ大陸の「真ん中」ぐらいに位置し、世間で言うド田舎である。

ほんと何もない。

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(ここに行くまでの飛行機もちっちゃかったし、社名もミッド・・・・)

そこに住んでいる、トム ワトソンの家のパーティにプロが呼ばれた。
それにノコノコと私もついていく。

噂には聞いていたが、パーティをやるのはトムワトソン所有の牧場。
小屋というか大小屋に何百人か呼んでのパーティ。

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入り口には氷のカウンターバーとアメリカン女性!?のお出迎え。

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大小屋の奥には、ワトソンさん所有の馬がいる。
それが一頭どころではない。
何頭も!

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その中から馬らしい馬と馬面の私とビール片手にパシャリ!

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壁にはトムワトソンが牧場でイベントしてきた時の写真やロデオをしているところまであった。

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カウボウイハットをかぶったプロゴルファーが、馬に乗ってロープを回し、牛を捕まえている写真ですよ。
想像できますかー?
日本の片山晋呉プロでも、さすがに出来ないであろう。

酔った勢い!?でワトソンさんと一緒に写真を撮ってもらう。

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ついでにカウンターバー近くにいるアメリカン女性とパーティににつかない
牧場の労働者みたいな格好でパシャリ!

最後に、今はPGA会長の倉本プロとトム ワトソンさんをパシャリ!

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パーティは賑わいみせ、夜が更けていった・・・。

そしてここカンザス州で行われた試合を終え、また次の試合会場に何もない道を走り続ける・・・。
このときばかりは私の友達はこの小さなナビ。

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夕日が沈むと真っ暗だよ~~

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寂しい~

 

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ABOUT ME
渡辺 宏之
1971年6月21日生まれ。神奈川県出身。 東洋大学を卒業後、スキーのインストラクターをしながら小中学の同級生、久保谷健一がプロになったことでツアーキャディーに。 2002年に久保谷プロの2週連続優勝の後、2003年USツアーに本格参戦。 2004年から倉本プロのキャディーを務め、2006年から07年はアメリカシニアツアーに参戦。 女子ツアーでは服部道子プロ、古閑美保プロ、諸見里しのぶプロのキャディーを務め、優勝に貢献。 2010年、14年ではシニア賞金王、倉本プロの専属キャディーを務める。 2012年、15年には、I・J・ジャンプロのキャディーを務め、中日クラウンズで2度の優勝。 日本で開催されたUSPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では、2021年、マッケンジーヒューズで4位。いままで自身アメリカツアー最高位13位を上回る。 2022年もピーターマルナリティのキャディとして2年連続の参戦。 その年、倉本昌弘プロ(67才)のエージシュート「63」のマネジメント力を間近で感じる。