ツアー

スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント振り返り

久しぶりに女子ツアーへ行ってきました。
天候が大きく変化するなかで、選手たちの集中力と対応力が試された大会となりました。
それでは、日ごとに振り返ってみましょう。

初日

今年アメリカツアーで活躍していた選手たちが多数出場し、平日にもかかわらず多くのギャラリーが来場していました。
日差しはほとんどなかったものの、風も弱く絶好のコンディション。

グリーンは適度に硬さがありましたが、フェアウェイから打てればしっかり止まる状態。
そのため好スコアが続出し、アンダーパーは74人にのぼりました。
この時点で「2日目も天候さえ崩れなければスコアが伸びる」と感じた方も多かったのではないでしょうか。

2日目

朝から雨模様のスタート。
風はそれほど強くありませんでしたが、時折強く降る雨が選手たちを悩ませました。

フェアウェイからのショットはまだ対応可能でしたが、ラフからは水分を含んで重く、ボールが飛ばない状況。
この影響でスコアを伸ばしきれなかった選手も多かったように思います。

カットラインは2アンダー。
40位タイの54人が予選を通過しました。
トップは河本結プロの10アンダー。
9アンダーに3人、さらに3打差以内に9人という混戦模様で、最終日に誰が抜け出すのか注目が集まりました。


日清都カントリークラブ

最終日

朝から霧に包まれた東名カントリークラブ。
スタート時間は少しずつ遅れ、10時ごろにセカンドカットが行われ、4アンダーの30名による決勝ラウンドに変更されました。

そしてその後、また霧の影響でさらに変更。
18ホールから9ホールの短縮競技に決定され、しかもその9ホールも「1番、9番、10番、11番、14番〜18番」という構成で行われることに。

まさに短期決戦。
1打差、2打差の選手たちまでしかチャンスがない状況になってしまいました。
ここで圧倒的なプレーを見せたのが河本結プロ。
スタートからバーディーを奪い、その後も勢いを止めずに4つスコアを伸ばしての優勝。
3打差をつけて今季2勝目を飾りました。

今年も天候に翻弄されたスタンレーレディス。
54ホールの競技とはなりませんでしたが、最終日に9ホールだけでも実施できたのは大会関係者の努力のおかげですね。

アメリカツアーから帰国して出場した選手も多く、久々に国内のファンの前でプレーする姿が見られました。
この後も国内戦に出場する選手が多いだけに、彼女たちの今後のプレーにも注目です。


ecc
ABOUT ME
関根 淳
1975年5月24日生まれ。通算3勝。 空気のような、終わってみれば『そう言えばいたなぁ〜』と言われるぐらいの存在でありたい! 2010〜11年は丸山茂樹プロ専属キャディーを務め、2012年からは山下和宏プロ専属キャディーとしてツアーに参戦。 その後フリーで多くの選手のキャディーを務める。2025年は阿久津未来也プロ、山城奈々プロなどを中心に男女両ツアーに参戦。今年も若手からベテランまで色々な選手をフリーでキャディーを務める予定。