先週の男子ツアーは、山梨・富士桜カントリー倶楽部で行われた「ロピア フジサンケイクラシック」。
台風の影響により54ホールの短縮競技となりましたが、若手が主役となる大会となりました。
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初日
午前組は曇りで風もほとんどなく、時折パラパラと雨が落ちる程度。スコア的には大きな影響はなく、予想通りの展開となりました。
午後組も同じく無風の良い条件でスタートしましたが、途中から雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天気に。それでも午後組の選手たちはしっかり耐え、全体的に午後組のほうがスコアを伸ばす結果となりました。
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2日目
この日は前日から台風接近の予報。千葉で行われていた女子ツアーは前日に中止が決定しましたが、富士桜は進路次第では開催の可能性もあり、判断が当日朝まで持ち越されました。
最終的に5時30分に中止が決定し、競技は54ホールに短縮。選手たちは1日空けて土曜日の予選ラウンドへと備えることになりました。
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3日目
土曜日が第2ラウンドに。天気は回復し、風もプレーに大きな影響を与えるほどではありませんでした。
前日の雨の影響でプリファードライが適用され、スコアが伸びる展開かと思われましたが、上位陣は意外と伸ばせず。結果、カットラインは3オーバーと概ね予想通り。トップは8アンダーに3人が並ぶ混戦となりました。
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最終日
最終組は3人とも8アンダーでスタート。前の組の蝉川泰果プロが序盤からリードを奪い、さらにかなり前で回っていた杉浦悠太プロが16番PAR3でホールインワンを達成し、一気に優勝争いへ。
ちなみにこの日は全てのPAR3にホールインワン賞1,000万円が設定されており、会場は大いに盛り上がりました。
そんな中、逃げ切ったのは長野泰雅プロ。初日から首位を守り切る完全優勝で、自身ツアー初優勝を飾りました。
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大会を終えて
今年の最終組は全員が未勝利の若手の選手たち。
長野プロが初優勝を達成しましたが、他の2人も初優勝が狙える位置で戦い抜きました。敗れた最終組の2人は何度も跳ね返されてきています。悔しさをまた次に向けて頑張って欲しいところです。
台風の影響で短縮となった大会でしたが、若手台頭の象徴的な1週間となったフジサンケイクラシック。これからの男子ツアーをさらに面白くしてくれるでしょうね❗️







