今週の男子ツアーは、北海道ブルックスカントリークラブを舞台に行われる
「ISPS HANDA夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」。
先週は今までにないぐらいのバーディー合戦となりましたが、今週は大会名の通り“本当に強い選手”を決める戦いになりそうです。ここでは勝負を分ける終盤ホールを見ていきましょう。
No.17 558ヤード PAR5


ほぼストレートのロングホール。左右にはレッドペナルティエリアがあり、風向きによってはプレッシャーを感じることがあります。
ティーショットはフェアウェイセンター狙い。ラフに入ると2オンは難しくなりますが、刻むこと自体に問題はないでしょう。

刻む場合は、フェアウェイ中央のバンカー手前に置くのか、それとも越えて打っていくのか、残り距離やライによって判断が分かれるところ。
グリーンは奥から手前、左右から中央に傾斜しているため、ウェッジで打てない場合は“広いサイド”から攻めることになりそうです。
2オンを狙える飛距離の選手は多くいますが、洋芝から小さいグリーンを狙うことになるのでどうなるのか⁉️
選手たちは、ここでの決断力とショートゲームの精度が問われることになるでしょう。
No.18 461ヤード PAR4


トーナメントを締めくくる左ドッグレッグの最終ホール。
ティーショットは林の上を狙いになるでしょう。
左サイドは見た目よりも広く、OBまでは距離があるため、思い切ったショットを期待したいです。ただし、アゲンストの風が吹くと一気に距離が残る可能性があるので、フォローのときにフェアウェイウッドなどで刻むことを考えていた選手にとっては、難しい選択を強いられるでしょう。
さらにグリーンは砲台形状で、周囲は短く刈り込まれています。わずかに外しただけでも球が転がり落ち、アプローチが難しくなるセッティング。無理にバーディーを狙うより、センターをしっかり捉えてパーを拾うことが重要となるでしょう。
優勝争いではバーディーを狙うことよりも、ボギーを避ける選択、マネージメントの可能性が高いホールです。
先週の「バーディー合戦」の大会とは対照的に、今大会はその名の通り“誰が一番強いのか”を決める舞台。ピン位置も厳しく設定される可能性が高く、ショット力とマネジメント力が試される一戦になりそうです。
とはいえ、コース自体は難しくするにも限界があるため、先週より距離は長いコースですが、調子のいい選手ならスコアを伸ばすことも十分可能。かぜしだいですが、今週もバーディー合戦になるかもしれません。
果たして今週はどんな戦いが待っているのか、注目です❗️
